Utakata
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美乃
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朝が来て諸々の鳥は歓びとそして交互に絶望を歌ふ
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どうせすぐ醒めるのになぜ眠ろうとするのだろうかまことしやかに
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あやまちと赦しとは 同じ旋律を湛へて眠るふたごのように
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寛容といふ名の下でゆつくりとその正しさに疲弊してゆく
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気の遠くなるような日の最果てに ふと三日月のまなざしを覚ゆ
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誠実であるべきなのは 言葉ではなくて私のほうだったのに
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見せかけの終止形でも 無いよりはましと言いたいのでしょう あなたは
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