Utakata
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瑞季
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誰しもが抱えるそれを君も抱き歩く背中が今日も眩しい
6
雨上がり分厚い雲の隙間から光が差した 光が差した
5
今はまだここにとどまりたいのです 雨は止んだが気付かぬふりで
13
厄年とわかっていれば大丈夫 わかっていれば大丈夫だよ
5
山越へてあらたに見ゆる道程に言葉消へにし茨こそあれ
8
無責任に楽しくなれたり悲しくもなれる胡蝶の夢猿芝居
3
引き出しの奥に隠した作文が二十年後のわたしに届き
13
不戦勝シワひとつないシャツの袖 わたしは雑にまくって進む
5
特別でありたいけれど普通でもありたいよくあるセンチメンタル
8
手渡せず消えた笑顔に置き去りの夢の国ゆき二枚の切符
11
おもいでを買いに来ました笑顔とかパンケーキ屋の待ち時間とか
12
閑寂の空き家に『売地』の
幟旗
(
のぼりばた
)
風なき朝にきいきいと鳴く
13
五十音から選ばれし
三十一
(
みそひと
)
が描く色彩 無限の
画布
(
キャンバス
)
12
見えなさに色艶やかさ見えしにて シャツの
釦
(
ボタン
)
をすべて留めたる
9
何事も極めたるれば武器となり我が身を助く刀なるやも
15
水道管工事の音に思ひ知る 生きることとは騒がしきこと
14
忘れたくないことばかりこぼれ落つ 書きて記憶の
楔
(
くさび
)
打ちたり
13
喜怒哀楽 四本足の椅子ならば二本で立つ人どれを捨てたか
9
ただ在りて重ねし過去が人生の轍となりて今を支えむ
15
まだ早い 裏にしたれば もう遅い 成りて弱るは 我が心駒
7
朝起きて手癖でつけた
冷房
(
エアコン
)
に身を丸くする秋のはじまり
16
代弁者になれないぼくは表現者 ひとりよがりのゴミ箱のうた
5
僕のいうアイラブユーは月が綺麗じゃなくて君がいちばんきれい
3
家族とは重しかまたは礎か世の波荒くば碇なるやも
5
問題を解き捨てたあとの空白に新たな問いを無理矢理はめる
3
僕に聞くでもなく育児本を読むでもなくまずは君の子に聞こう
3
暑すぎて
夏日
(
なつび
)
憎らし しろくまと サクレ欲すてふ あとガリガリ君(百人一首・二番に寄せて)
5
「我といふ人の心はたゝひとり」君もさあらば共にありなむ(谷崎潤一郎氏の歌に寄せて)
6
ありがとう 酷暑をともに闘ったTシャツの色あせに気づいて
18
入眠にボレロがよいといったのはだれだ宇宙が爆ぜとびおきた
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