Utakata
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倶利伽羅峠ババ美
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短歌を詠みたい時があるんです。
万葉集が好き。
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十七
(
じゅうしち
)
のしゃがれたブルースを聞いた
狗
(
いぬ
)
が尾の先を豊かに振る
0
三日月や 何度も君を見つめたが じっと見つめた 家に着くまで
3
鳥肝を
数多食
(
あまたは
)
みてしこの命
贄
(
にえ
)
が無念をひしと噛みしむ
4
鳥肝を
数多食
(
あまたは
)
みてし この我は
実
(
げ
)
に生かさるるいのちなりけり
3
朝焼けの後は雨だと知りながら出掛けてみたい今日の彼方へ
7
絹物
(
きぬもの
)
を
着脱
(
きぬ
)
ぎ
衣擦
(
きぬず
)
れ逢う
鬼怒
(
きぬ
)
の
後朝
(
きぬぎぬ
)
着ぬる
衣着
(
きぬき
)
ぬ別れ
3
もういくつ寝ると正月もういくつなんだろ僕は 命投げたい
1
木枯らしは冬のおとずれ 足音は君のおとずれ君のおとずれ
1
元禄の師走
いさ見む
(
勇みむ
)
赤穂の士 雪も話も
よ
(
世
)
に
ふり
(
降・古
)
ぬれど
1
小便
(
ションベン
)
がすぐ漏れさうなショーン・ベン ナニかを使ひすぎた昨晩
1
鈴音や キャロルナイトとプレゼント モミとチキンと サンタ飛ぶ音
3
にじがかかるそらにはあめがふってたんだ fukaseの歌う雨の味
1
冬のコンビニと通販番組がよく言う「おでん
わ
(
は
)
いかがでしょう」
1
茜さす日の
入
(
い
)
る冬の四時半はココナッツミルクの香りなり
0
和服着て街を歩けば奇異の目の現代ばかり憂きものはなし
0
電車はね 千の
人生
(
いのち
)
の断片の押し寿司だからケツくさいのよ
0
露草
(
つゆくさ
)
は水に
馴染
(
なじ
)
めば消ゆる色 袖に
浸
(
ひ
)
ちたる
藍
(
愛
)
ぞ
移らふ
0
朝焼けの風を集めて
寝を寝夢
(
いをぬゆめ
)
袖濡れ染めし露草の花
1
一万で買った革ジャン百円で買取に出す吾取り乱す
2
おろかなり
袂
(
たもと
)
の
須魔補
(
スマホ
)
眺めては 指でつつきて 時ぞ去りゆく
1
木漏れ陽の
(
こもれびの
)
道行く人ら お互いに 掛ける
挨拶
(
あいさつ
)
山の
愉
(
たの
)
しみ
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