倶利伽羅峠ババ美
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短歌を詠みたい時があるんです。

万葉集が好き。

十七(じゅうしち)のしゃがれたブルースを聞いた狗(いぬ)が尾の先を豊かに振る
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三日月や 何度も君を見つめたが じっと見つめた 家に着くまで
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鳥肝を数多食(あまたは)みてしこの命 贄(にえ)が無念をひしと噛みしむ
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鳥肝を数多食(あまたは)みてし この我は実(げ)に生かさるるいのちなりけり
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朝焼けの後は雨だと知りながら出掛けてみたい今日の彼方へ
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絹物(きぬもの)を着脱(きぬ)ぎ衣擦(きぬず)れ逢う鬼怒(きぬ)の後朝(きぬぎぬ)着ぬる衣着(きぬき)ぬ別れ
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もういくつ寝ると正月もういくつなんだろ僕は 命投げたい
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木枯らしは冬のおとずれ 足音は君のおとずれ君のおとずれ
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元禄の師走いさ見む(勇みむ)赤穂の士 雪も話もよ(世)にふり(降・古)ぬれど
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小便(ションベン)がすぐ漏れさうなショーン・ベン ナニかを使ひすぎた昨晩
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鈴音や キャロルナイトとプレゼント モミとチキンと サンタ飛ぶ音
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にじがかかるそらにはあめがふってたんだ fukaseの歌う雨の味
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冬のコンビニと通販番組がよく言う「おでんわ(は)いかがでしょう」
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茜さす日の入(い)る冬の四時半はココナッツミルクの香りなり
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和服着て街を歩けば奇異の目の現代ばかり憂きものはなし
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電車はね 千の人生(いのち)の断片の押し寿司だからケツくさいのよ
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露草(つゆくさ)は水に馴染(なじ)めば消ゆる色 袖に浸(ひ)ちたる藍(愛)ぞ移らふ
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朝焼けの風を集めて寝を寝夢(いをぬゆめ) 袖濡れ染めし露草の花
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一万で買った革ジャン百円で買取に出す吾取り乱す
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おろかなり 袂(たもと)の須魔補(スマホ) 眺めては 指でつつきて 時ぞ去りゆく
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木漏れ陽の (こもれびの) 道行く人ら お互いに 掛ける挨拶(あいさつ) 山の愉(たの)しみ
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