Utakata
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𝑩𝑰𝑬
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𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬の略です
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寝不足の頭で誓ったあれそれが端から欠けて、ほろろ ほろろ
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漠然といつもなにかに祈ってる宛先不明のメールみたい
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キラキラの爪で傷つけられたから今でもソコはうっすら光る
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陽光を透かすあなたの黒髪の温度の中で火傷してたい
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渡せない花の名前を君はただ道順みたく忘れずにいる
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「許さねぇ・・・」貴方は怒る その後のチワワみたいな目の色が好き
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暴力が一等似合うあの人の肩にモモンガとか乗せたくて
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もう最後 花もケーキも床に投げ踏みつけながらダンスしようよ
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欠落があって出会えた人がいて「どうして?」と泣く自分を抱ける
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深夜四時鏡に五指をくっつけて代われるのなら代わりたかった
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いつもそう 君の思想や思い出を壊せる脳は愛を綴った
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午後三時シャカシャカポテト分け合って少女ふたりは幻になる
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横顔の陰影にある寂しさが同じと思った恋だと思った
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穴ぼこに種を撒いても何も出ず覗き込んだら空だけがある
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心臓に空洞がある 内周を測れば
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・
3
ミリ
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朝五分必死に掛けた魔法すら三秒で解く貴方、湿気、
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君の手で与えて欲しい優しさも愛もなんにも得られぬ罰も
1
父親のスーツを脱がす夢を見るバッタの足を捥いだ温度で
2
玄関を開けて溶ける!と言い閉める 夏季限定のドラキュラボディ
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肌色を剥いでも業火に焼かれても混ざりあえない個々は歯痒い
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世は地獄ここに残していけるかと好きぴ(遺体)を食った終末
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眠らない街、人、木々に囲まれてやっと眠れる貴方でしたね
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朝四時にヤクルト
1000
を買っていく男でしたと紹介されろ
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人ひとり愛するだけの適量も知らずに割れた揃いのグラス
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カーテンを潜り抜け陽が右乳を照らす そっちに心臓はない
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放課後の理科準備室でハツを焼く君と同じクラスで良かった
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ジュブナイルと名付けられたマニキュアを小指に塗ってすぐに落とした
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予感から目を背けては笑い合いふたりはずっと友達でした
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劇場の前に群がる考察を温いオレンジに混ぜて捨てる
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叶わない想いばかりが光るから夜空に伸ばす腕が足りない
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