算絵香風
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風もなく 青竹しずむ 山の奥 わたしは何か 置いてきたまま
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沈みゆく こころの色を にじませた 水平線は ただまっすぐで
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涼しさが 部屋のすみから しみてきて なにかを言いに 来たような朝
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夏の雲 あの日と同じ かたちして さびしさだけが あとに残った
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指先が 知らぬ痛みに ふれる夜 言葉にせずに 抱えて眠る
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