綾瀬    フォロー 10 フォロワー 11 投稿数 50

好きなもの、死と黒猫と女生徒と終わる世界と、それからあなた。

掻き抱いた腕の中身は幻想でただてのひらがパチパチと鳴る  0

三つ編みがまぶたの裏で揺れている 顔も声ももう忘れてしまった  1

ゆめのなか都会の夜を彷徨ったきみとわたしの午前二時半  6

あの夜に君が見てたのが月ならば私は死んでも良かった、なんて  3

朝告げる機械仕掛けの鳥の声 おはよう世界さよなら夢幻  1

遠き日の小っ恥ずかしい思い出を小っ恥ずかしいまま記憶している  1

カチカチと時計の音が飽和する目を閉じ開いてもただ深い黒  3

手の中でくるくるまわれ輪廻の輪 センセイ私と踊って頂戴  0

止んだ途端恋しく思う蝉時雨 あんなに疎んでいたというのに  3

新しく知った言葉を口ずさみ指折り数える三十一音  4

失った日々を探して彷徨うの「あの夏」なんてほんとは無いのに!  6

‪文字数を合わせるために変えられる一人称のなんと儚い‬   7

幸せになりたいと思う午前二時この青い鳥ツイッターは幸福なのか  2

安全に夜を越えられるのを待ってたら冒険心が褪せてしまった  5

‪何よりも甘く美しいまじないをあの日あなたにかけたかったのだ  1

午前四時、機械botばかりのタイムラインまるで世界が終わったみたい  8

ぼくなどが他人ひとの心を動かせると思う傲慢思わぬ怠惰  6

メモ帳に残した昨日の激情の字数を整え脈絡をつけ  6

紙屑と間違え投げた左手の中身が何かもう思い出せない  3

あの子の手、はさみ、太陽。世界には食べられないものが意外と多い  10