Utakata
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綾瀬
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好きなもの、死と黒猫と女生徒と終わる世界と、それからあなた。
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海底で報われなかった君が笑う 涙は潮に吐息は泡に
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いつもよりやや大股で歩き出す。君が決して追いつかぬよう
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湖に沈んだ町を想起する夜の踏切、青色照明
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左しか残っていないイヤリング捨てられないような恋でした
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間違いのないよう日々を消費していつの間にやら「量産」になる
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紙屑のように丸めて放りたい理解できない衝動すべてを
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貴方の背ただ追いかけていたいから振り向かないでと祈っています
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僕達はきっと永劫臆病で
それ
(
アイ
)
が死ぬのを恐れ続ける
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穏やかな昼下がりの隙間からどうか私を攫ってくれ!
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あの夜の青い火がまだ揺れている、そんな想像を続けている
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夢ならば言ってくれればいいものを意地悪な人あの日も今も
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祝福をさせてよなんて言わないわ、だから許して泣くことだけは
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日程はなるべく先の方がいいお幸せにと言えやしないから
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私には向けられなかったその笑顔燃え尽きるまで側に居させて
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猫とバター落として落ちぬ世界ならきっと私も飛び降りなかった
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博愛は愛ではないと君は言う 構わないのに君からならば
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幸せを運んだはずの青い鳥がぼくの時間を奪ってゆくのだ
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送りましょう、拍手を賛辞を憐れみを。出来損ないのファム・ファタールに
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「夢を見た」そう言いながら本当は現実なんだ、騙してごめんね
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誰もかも貴方のことを忘れ去り二度目の死には葬式はない
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君の名はきらきらひかる空の星、湖底に沈んだ一等星
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明日
(
あす
)
までのわずかの間死ぬために貴女に別れを告げねばならぬ
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十数年抱き続けたこの憧憬、もはや朽ちゆく定めとぞ知る
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冬の日の冴え冴え澄んだ青空は氷にも似てどこか寂しい
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密やかに君が
埋
(
うず
)
めた花の種が芽を出し
宿主
(
わたし
)
の命を奪う
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ひまわりを花束にして君に贈る「知ってる? 黄色は裏切りの色」
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幼い日歌った言葉を口ずさむ さよなら三角また来て四角!
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檻の中で私は歌う純白を 私の罪は誰が罰する?
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あの子のこと看取るのだけは嫌なのでできれば今すぐ死んでしまいたい
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美しいものだけ言葉にしていたい上澄み液を掬うように
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