落日平民
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万葉の歌人に倣い人生を優雅に送る術を学びて

日本人 自分の意見 押し黙り 強い者には 従えってか
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勇気出し 言いたいこと 言ってみた やりたいように やってしまった
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痛みより 救われたいと 願うなら 道は開ける 一人じゃないよ
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善いことも 悪いことさえ 飲み込めば 生きてる価値は 十分わかる
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朽ちる花 時は無残に 過ぎてゆく 手を出さずとも 時は忘れず
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営みも 遮るなかれ 良心の 痛みに耐えて 命のままに
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息すれば 鼓動は続き 腹も減る 命は常に 生きようとする
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声を出せ 助けを求め 這い上がれ 希望を持ちて 光に進め
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何のため 他人に聴かれぬ 歌作り 人に読まれぬ 詩を詠もうか
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何のため 人は考え 話する 孤独を嫌い 愛を求めて
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何のため 鳥はさえずり 虫は鳴く 伴侶求めて 生殖のため
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何のため 花は咲きたる 可憐にも 見られるために 命を削る
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幸せを 見つけた人は 幸せと 云うほかないよ 彷徨える人
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満足は 明日になれば 幻に 飢えて乾いて 彷徨い歩く
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十分な 恵みを受けて さらになお 求めて止まぬ 人の本性
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他人から 称賛受ける 快感を 求めて止まぬ 人の本性
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愚かなる 妻と住まいて 老いるうち 愚かな自分 情けないほど
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不幸だと 嘆きて一人 悲しめば 他人はそれほど 気にもしないが
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彷徨いて 他人の生活 知りてなお 違いは無きに 等しきようだ
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名も知らぬ 少年だけが 挨拶し この国たるや 武士の気高さ
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淋しきは 人の一生 終わる前 誰も近寄り 話もされず
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日の出撮り 秋の風月 撮りまくり 最後に撮った 日没までを
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ポケットに カメラを入れて 立ち止まり 花鳥風月 収めて帰る
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秋の日の 美しき事 夢のよう 人の作りし 醜き物よ
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秋の日に 歩きて巡り 栗拾い 果実を拾いて 名前も知らず
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秋の日に 土手を廻りて 溝に落ち 片目が見えぬ 老いは迫りて
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家族なら サヨナラ言わず 別れよう いってらっしゃい また会えるから
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抑圧の 元で暮らした 20年 最後に一つ 引っくり返せ
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権力を 持てば自然に 尊大に なりて弱者を 虐めるように
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生き方が 違えば人も 様々で 冷遇される それも人生
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