Utakata
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すずめ
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青空にたなびく雲が知らぬ間に僕ら二人を追い抜いていく
18
雨上がり置いていかれた蝙蝠は今どのあたり走り続ける
10
通学路行く手を阻む水溜まりどんな海より広く大きく
8
幼子が長靴で蹴る水溜まりはしゃぐ姿が
飛沫
(
しぶき
)
で見えず
8
もし君がまだあの場所にいるのならどんな言葉をかけてあげよう
12
不意に来る不安が心に立ち止まる中々帰らぬお客のように
9
持つものは宙ぶらりんな心だけ確かなことなどないのだけれど
11
こんなにもあなたと会う日は輝いて月も隠れたこの夜さえも
9
老いていきありがたきもの増えていく駅のホームのベンチのように
12
ふつふつと湧いた怒りが抜けていくコップの中のサイダーみたい
13
草原で星を見上げて手を伸ばす一つ二つとポッケの中へ
14
進む度落ちる夕日が遠ざかり確かに僕はここにいるのに
12
陽の光差し込む部屋と気だるさと携帯から鳴る朝を呼ぶ声
7
風の中ゆらゆら揺れる木の隣誇らしそうに電柱が立つ
12
メガホンを楽しく叩く小さい子今は相手の攻撃だけれど
14
砂浜に文字書く君は誇らしげ消すな大波もう少しだけ
14
波の上僕ら辿りし道筋が白く残りてやがて消えゆく
7
記憶より随分高い防波堤変わらぬ物などないのだけれど
9
「次もまたどこかの街で会いましょう」祭りのあとの駐車場にて
9
岸壁で旅立ちを待つ
漁
(
いさ
)
り船大漁旗がドレスのように
9
この心分厚く覆う雨雲を予報できたらどんなに良いか
11
「故障中」紙が貼られたパソコンを労うように画面を撫でる
7
靴音が大きく響く静寂で音無く語るルノワールの絵
9
君を待つその瞬間だけいつもより時計の針が早い気がして
4
ステージに向かい拳を突き上げる手と手と手と手ギターが響く
6
いつからか道に置かれたぬいぐるみ誰の迎えを待ち続けてる
7
錆びた門古き机に朽ちた屋根思い出だけが色褪せぬまま
8
あの人に僕も見たよと言いたくて探すドラマの名はうろ覚え
14
ぽたぽたと垂れる涙が凍りつき
氷柱
(
つらら
)
となりて心に刺さる
7
大地蹴る蹄の音を聞きながら地団駄を踏み馬券を破る
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