Utakata
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しろの
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なんかいいな、でいいよね
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非常口 いつもいる彼 その先に何があるのか、逃げてみようか。
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これでって指で囲んだシブースト。りんごのケーキとも呼べなくて
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白は「色」染まらない白を愛して ただ真っ白であるだけの価値
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すれ違う男女が遠い。地球外生命体だ、私はきっと。
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自販機は社会の縮図、コーヒーと炭酸水は隣りあえない
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愛してる、なんて無限の免罪符で私の涙を拭かないでよ
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もし四季が線ではなくて円ならば秋は春と目が合うのでしょう
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地下鉄の風に髪がなびく時大人になれた気がした東京
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USBのフタを閉めない僕ですが人に優しいと評判です
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「硬いもも、美味しいですよ」「そうなんだ」バキバキ齧る。惹かれゆく音。
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飴玉を喉に詰まらせて「たすけて」を叫んでみたりしてもいいかも。
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揚げパンのきな粉をそこらに 撒き散らし 大胆不敵に 笑ってみたい
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パチンって頬を叩くの。わたし今、良くないことを考えたから。
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車窓から見える景色と垂直に電車は進む。見ているだけね。
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アメンボを見るためだけに一時間 電車に揺られ、幸せでしょう?
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朝 八時、人立ち入りの山手線 、駅員さんと追いかけっこしたらしい。
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いつまでも わたしは少女、真っ白の。そう在りたくて 両手振ってる。
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言いたくて 言えないことば。 この春は 消えていったよ、マスクの下で。
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靴擦れる ヒールを履いて君を追い「大丈夫」って、ズレていったね。
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僕が手をぶつけると「痛っ」って言う君と一緒に家庭を築きたいんだ
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あああああ 五文字分を無駄にする。七文字分は贅沢だから。
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なんにでも「お」をつける君 お優しい、お世界をどうかお願いします。
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先手打つ 「ごめんなさい」は 「あなたこそ謝って」の意。ごめんなさい。
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マンションの螺旋階段 駆けおりる人 赤信号で 見上げて笑う
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試験中 耳に障った彼の咳 辛そうだってあの子は言った。
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書き順はめちゃくちゃだけど、丁寧に必死に書いて許されてきた
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君の詠む短歌の「君」が他の
女
(
ひと
)
になったら私、また君に詠むね
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傷ついた影のある人が好きだって、傷つくわたしを放って言うのね。
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たとえばね、わたしの愛はアイライン滲ませた数とか言っておく。
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最近は会えてないからコンタクト、ラスイチのまま買いに行けない
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