Utakata
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風一
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夏過ぎて 昔の影で 一休み 思い出の声 鼓膜を揺らした
7
全て嘘 花火のように 消えてゆく 流るる時に 蝉の声だけ
6
天上の 高嶺の花に 手を伸ばす 凪待つだけの そんな日々から
6
澄み渡る 涙の色は 曹達色 風船割れた 夏の午後には
6
ぼんやりと 片目を閉じて 幻想を 空に心を 映してもなお
5
されど君の 風に靡いた 時の砂 遊覧飛行が 招いた心
5
じんわりと 渋皮剥けて 元の姿 淡い誘いに つられる夜は
2
暗色の ライトに心 照らされて いみじき想いは 岩になりけり
2
意識だけ どこかに飛んで しまいそう 風のように 壁すり抜けて
5
ノイズ止み 訪れし静寂 御射鹿池 星降る夜と 幽体離脱と
3
流星は 孤独に耐えて 燃え尽きて 光る魂 のように見えた
7
あの君の 中間色の 眼差しと はにかむ笑顔で 心移ろう
4
我が溶けて うたかた色の長襦袢 醒めない目にて 何を見るらむ
4
夜と朝 繋がりあって 円のよう 時間を覗いた ような気がした
3
あの夜は だんだん溶けて 朝ぼらけ 縛った帯は 静かに解けて
5
アドリブで 踊る天使の 戯れは 霞んだ町で 楽しく揺れた
5
夢の部屋 気付けば 歪みはひどくなり 魑魅魍魎の 祭囃子か
3
車窓から 流れる小川を 眺めてる お腹が空いて 昔を想う
4
ふわふわと 記憶の檻を 彷徨えば 白昼夢のよう それもまた夢
7
物憂げな 仕草を見せる 雨模様 鼻孔くすぐる 哀切の道
7
ぐにゃぐにゃと とりとめのない イマージュは 私を生かす 影の恩恵
8
錆びた夢 それは一度は 見た夢で わたしの中を 優しく照らして
6
新緑の 匂いの中に 揺れる君 巻き戻せない 宿命の火
4
始まりは 丸みを帯びた 曲解で 情けをかけず 飛んでいくだけ
4
カラス鳴く 曇天の空 どこまでも 声を失くした 失くしてしまった
4
一人道 暗中模索の 毎日に 照らす光が 見えるといいが
5
無作為に 溢れ出るイメージ なぜだろう 壊れてしまった 万華鏡のよう
3
浮遊する 気持ちのメドレー 感じてる いつかはきっと 答えを見つける
3
いつの世も 終わりと思えば 始まりで 窓の外には ガビチョウの声
5
ゆららかに 感じていたい 心地よく 雫が落ちた 心の波紋
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