伊東    フォロー 7 フォロワー 7 投稿数 21

はじめまして

‪マフラーを編んだことがないから君と目が合わせられない、ごめんね 

‪シーソーが僕に傾く それだけのことで恋だと思うから春 

‪ぼくら雪のように溶けて流れてくから海にきみの名前つける 

パーカーもすぐ乾かないのに君は春だね、なんてばかなこと言う 

また今度ね、で終わる僕らのトーク背景には春が訪れており 

水たまり飛び越えた先 がらがらのジャスコできみは光っていてくれ 

あの、その、で濁したぼくが透き通る 炭酸水で割るだけの夜 

冬はもう殺されてしまって暫く蜜柑の皮を撫でているだけ  

髪を切り視界開けるもさみしさ、呪うように鏡睨むけど 

三月は9%の確率で曖昧になる曜日数無し 

五円玉と同じ直径だと思った 月が宇宙(そら)にあるわけないじゃん 

コンビニがまたひとつ減り 大さじですくった夏もまたこぼれてゆく 

例えばきみの涙をビー玉にしたなら、夏もそれらしくなるよね 

‪あ、と言う間に過ぎていくね、汚れたconverseがよく似合っちゃってるね 

この店で一番小さいゴミ袋をくださいぼくが入るので 

書き出しが「拝啓、ぼくは君を忘れられませんが」の手紙よ 

一瞬とか永遠とかどうでもいい ただ目の前の餃子を包む 

じゃあもうバンドやろっか あの虹の一色にもなれなかった僕らの 

洗濯機が「すっ」と壊れて 廊下は海、四畳半は大陸になる 

雷は僕の内側で鳴っている 今日は学校休んでいいすか 

‪天井は雲ひとつない青空で僕だけがそこに浮かんで居る