伊東    フォロー 7 フォロワー 10 投稿数 33

倉庫

カントリーマアム小さくなったよねって遮断桿がしなるのを見てた 

面接で落ちた大学前を通ってチェーンのインドカレー屋に行く 

変わらないってうつくしいこと未開封賞味期限切れのコカ・コーラ 

おとといのカレー美味しい こうやって古ぼけていくんだろう全部 

台風で落ちた鉄橋を見に行こうと連れ出される九月の終わり 

俺だけが真冬みたいな服を着て閉店ぎわのTSUTAYA ひとりだ 

抜け出した先でもたぶん迷子だよひかるパジャマがずっと眩しい 

最高の夏最高の夏へゆくなるべく白い服を選んで 

‪ひかり漏る前髪を切る ひかれないひかれないけど君と目が合う 

‪ツナ缶を水でかさ増すいつまでも将来の夢とか言ってる 

‪コンビニで手持ち花火を買い込んで歩むぼくらは季語だったよね 

‪蟻の巣にスクイズの水流し込みここに等しく夕立をよぶ 

‪あなたって汚れたいんだと思ってた白いTシャツばかり着るから 

‪電灯を等間隔に跨ぐきみ分かりやすさにつかまらないで 

‪六畳に忍びこむ夜をぼくたちはネットスラングで溶かしあったね 

‪群青につかまりました当機体はまもなく号泣いたします 

感情のアイスクリーム屋さんです、ごめん優しい味はうりきれ 

謝ってるとき思い出すのは部屋でひとり冷えてる桃の缶詰 

‪なんてったって悲しみは悲しみなんだ成長とかはないので黙れ 

‪三限にTVをテレビと読んだ君まだ光り輝いていますか 

‪晩春の桜みたいに僕たちは舞ってるんじゃなく散ってるんだよな 

‪「風呂!」と言われて階段を駆け下りる その勢いで生きてゆけたら 

‪種無しの西瓜みたいなさみしさがずっと襲ってくるから困る 

‪シーソーが僕に傾くそれだけのことで恋だと思うから春 

‪ぼくら雪のように溶けて流れてくから海にきみの名前つける 

水たまり飛び越えた先がらがらのジャスコできみは光っていてくれ 

あの、その、で濁したぼくが透き通る炭酸水で割るだけの夜 

コンビニがまたひとつ減り大さじですくった夏もまたこぼれてゆく 

‪あ、と言う間に過ぎていくね、汚れたconverseがよく似合っちゃってるね 

一瞬とか永遠とかどうでもいい ただ目の前の餃子を包む