伊東    フォロー 9 フォロワー 9 投稿数 37

六畳に忍びこむ夜をぼくたちはネットスラングで溶かしあったね

‪大蒜の芽が伸びて部屋が球になったらわたし花になりたい 

‪眩しいよ薄明のなか文化祭みたいに笑うきみは人妻 

‪電灯を等間隔に跨ぐきみ分かりやすさにつかまらないで 

‪六畳に忍びこむ夜をぼくたちはネットスラングで溶かしあったね 

‪群青、につかまりました、当機体、はまもなく、号泣、いたします 

感情のアイスクリーム屋さんです、ごめん優しい味はうりきれ 

滅亡のチャイムが鳴ったら肩を組みきみと行進する夕日へ 

謝ってるとき思い出す あの部屋でひとり冷えてる桃の缶詰 

‪なんてったって悲しみは悲しみなんだ成長とかはないので黙れ 

‪散りかけた桜の下に埋められる雰囲気だけのタイムカプセル 

‪三限にTVをテレビと読んだきみ まだ光り輝いていますか 

‪窓際にここぞとばかり押し寄せる波なみだ目の怪獣がいる 

駅前で「天使を見た!」と叫んだら君に羽を授けるクーポン 

‪矜羯羅がってる配線もそのままに明日雨が降る予感と眠る 

‪晩春の桜みたいに僕たちは舞ってるんじゃなく散ってるんだよな 

‪「風呂!」と言われて階段を駆け下りる その勢いで生きてゆけたら 

食パンの焼けた匂いを幸せと思いたくない ふやけた朝に 

‪種無しの西瓜みたいなさみしさがずっと襲ってくるから困る 

‪シーソーが僕に傾く それだけのことで恋だと思うから春 

‪ぼくら雪のように溶けて流れてくから海にきみの名前つける 

パーカーもすぐ乾かないのに君は春だね、なんてばかなこと言う 

水たまり飛び越えた先 がらがらのジャスコできみは光っていてくれ 

あの、その、で濁したぼくが透き通る 炭酸水で割るだけの夜 

冬はもう殺されてしまって暫く蜜柑の皮を撫でているだけ  

髪を切り視界開けるもさみしさ、呪うように鏡睨むけど 

三月は9%の確率で曖昧になる曜日数無し 

五円玉と同じ直径だと思った 月が宇宙(そら)にあるわけないじゃん 

コンビニがまたひとつ減り 大さじですくった夏もまたこぼれてゆく 

例えばきみの涙をビー玉にしたなら、夏もそれらしくなるよね 

‪あ、と言う間に過ぎていくね、汚れたconverseがよく似合っちゃってるね