Utakata
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チキ
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駆け抜ける朝の路地裏 自転車の風になびくはまっさらの髪
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上司の目 いつも死んでる 管理職 その背に負うは
殿
(
しんがり
)
の意地
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思い出は空へと上がり星になり 屋根裏部屋で今日も瞬く
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帆を張っていざ漕ぎ出でぬ大八洲 嵐の夕べ吹雪のあした
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潮風に 乗って届けばいいと思う 諦め満ちたこの歌声が
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周る星 幾星霜を繰り返し 島神落とせお前の海へ
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バトラーを 見たらやっぱり 最高で 学んで良かった分析哲学
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空を飛ぶ 夢を見たのも久しぶり 目が覚めてすら眩ゆい世界
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島風に たなびく旗の その向こう 青海ぞ晴れて 我を呼びたり
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ハッピーなホリデーという誕生日 多彩な宗教多彩な出自
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おそろしくさても愛しい共同体 ステンドグラスに差し込む朝陽
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あなたからもらった箱のチョコレート 赤いひとつぶきらきらひかる
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茫漠の時を見つめつ爪繰る書、せめて無力なこの手に歌を
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田んぼには本当に雀が来るんだとおどろくわたし 苦笑いの君
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1号館、柱の陰に白毛玉 水をあげよう夏バテの猫
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古本に学生時代を懐かしみ 棚に戻して本郷の町
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泰平の天下国家を策そうぞ 友の首をも生贄として
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肌寒いオフショルダーのワンピース 上着を忘れくしゃみを一つ
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いざ届け 赤いポストのあの向こう 顔も姿も知らないきみへ
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囲炉裏端馴れた紙帯生活の 柔い手触り着物の香り
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夕陽さす武蔵野に行き森野行き 駅員見ずや君の手を振る
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三多摩の古き歴史を偲びつつ 草をかき分け秋の野を行く
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ためらいも 溶けるように忘れてく 解き放たれた明日のわたし
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もう二度と脱ぎたくないですジェラートピケ この優しさに包まれたなら
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今思えば、実はほしかった気もします。夏の暮れに青春の葬式
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各停を降りると耳に蝉の声、果物屋には瑞々しい桃
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ソーダ水 向こうに陰る 琥珀の目 会えない間数えた月日
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アパートを出たら水玉外は雨 きっとわたしは何処へもいけない
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お揃いの歯ブラシ捨ててアパートの 階段登る おもいでひとつ
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あの人が死んだと聞いた昼下がり タバコの煙 何度でも来る8月
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