Utakata
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羽莉
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まぼろしの夜に似て静謐
唇にフェイクの熱を差し入れて 鏡に虚勢をぶつけてみせる
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指先に灯る熱すら知らなくても 構わないのと嘯く午後に
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首筋にボディミルクを滑らせて わたしは女の殻へと逃げる
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踵から五センチ空へ近付くと 昨日別れた男は彼方
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ビー玉を転がすときの音に似て ころころころころセブンティーン
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くすりゆび瞼のうえで滑るとき可愛い彼女はオートクチュール
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花の色 密度に溺れる想いさえ揺れて消えゆく淡いまぼろし
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索漠とした風景の切り取り線あなたの足音聞き分けるすべ
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