兎田志隆
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青二歳

浴衣の君 口付けはだ  見惚れるは赤い唇 りんご飴のよう
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中花火上がる地元の盆踊り  時間差の音 息を飲んで待つ
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静かな子マスクを外し水筒に つけた唇 ピアスが見えた
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酒好きと豪語する君愛くるし カゴに入れたのほろ酔い三缶
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朝日から昨夜のことを囁かれ 見るな見るなと閉じたカーテン
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別れ際 間違えて言った「また明日」 言い直しても「またねさよなら」
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ハイウェイを抜けたその先 あの人と住んだあの街 アクセルを踏む
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神頼みしてる私は弱虫だ 来年は君と初詣へと
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傘を刺す君と僕との境目に縮まぬ隙間 右手が寂しい
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