Utakata
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咆哮南無
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何も無い新居の寝具にて耽る「あのテレビ線首が吊れそうだ」
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生きてて好かったと生まれるべきじゃなかったを繰り返し未だ死ぬ予定無く
7
必死の告解を一笑に付したあいつらのために死んでしまおうか
7
孤独な人に優しく 依存してほしいし見捨てる側でいたいから
5
わかんないのが良いという貴方の評 涙が出るほど暖かく
8
貴方にほんとは無い薄い言葉のみ吐いている 自分がわからなくて
4
心因性の乾いた咳響き 赤き我図書館から立ち去りぬ
8
飛ぼうと思ってホームの端に立ったあの日が
生
(
せい
)
の最高潮だった
9
どう見ても足りないおかずの汁で白米を食っているのこり三粒
8
世は梅雨入りらしい山も川も桜も無きこの地ただ照りつける
7
最後の晩餐第一希望はポテトサラダ(薄切りきゅうり入り)
8
目眩がする境界が揺らぐどうでもいいから手を繋いでほしい
12
まだ死ねないとカッコつけていながら毎秒破滅的に生きている
7
目眩で立ってられないけど大丈夫電車に飛び込んだって死なない
6
止まるのが怖くてずっと走っている止まって地獄に戻ったことがある
5
塵芥回収所で寝たいきっと灰になれるだろこんな私も
6
母が恐ろしく
空
(
から
)
オーケストラの個室でわんわん泣く夢を見る母の日
6
もう慣れてしまった弁当箱全てが日常に習慣に細胞に成る
8
真当な悪人じゃないからつらい 貴方も私も憎みきれない
12
黒髪の麗人はそこそこ見かける六畳半神話大系
8
歯が欠けるような転倒より笑われ心配されるほうがつらい/ちょっと欠けた
9
うたにおける「きみ」は共感の坩堝 「きみ」に代入できる者無く
8
無理しないでというLINEサムズアップすらできず赤い1が見てる
2
蝿とも知れぬ虫手に乗り恩返しも期待せずに共に居る
8
そこにはいない人そこにはない言葉そこにはない恐怖の上塗り
6
手のひらはやさしさをもらうには小さい今日もこぼして床に、搔き消え
7
母の隣で眠ると悪夢を見る きみのとなりならどうだろうか
8
三十一文字のくびき我らの手にわたり吃音の文学となり
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子を愛さぬ親など居らぬといふ では彼らは何であったのですか
7
教育といふ名のエゴ振りかざして彼ら叱る我壊れぬ
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