Utakata
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シナモン日記
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連休の最後はずっと雨だって 知らん顔して鳴らないスマホ
9
春夏の色のゆきあふあはれかな霞まぬ空に鶯の声
8
連休は外に出ないと決めた朝 腫れた瞼が鏡に映る
10
おぼつかな春はいかなる
よしの
(
吉野・由の
)
山あれば
漫
(
そぞ
)
ろに恋しかるらん
7
今日もまた好きじゃないのに飲んでいる夜ごと酔えなくなるストレート
7
燕
(
つばくろ
)
の寄らぬ軒端もあるものをあへなき人をなに待ちつらん
6
川辺
(
かはのべ
)
に寂しさそふる夕間暮うらやましきは
番
(
つが
)
ふ
鴛鴦
(
をし
)
かな
5
山にこそ春は
留
(
とど
)
まれ海よりの風はほのかに夏の
香
(
か
)
ぞする
9
よしさらば涙の波に身をなして末の松山しひて越してん
3
射干玉
(
ぬばたま
)
の夜の衣よ言問はん夢の
直路
(
ただち
)
はありやなしやと
8
夢ならで逢ふべくもなく思ひ寝に見えて露けき春のあけぼの
5
淡路
(
逢はじ(ぢ)
)
島人を
松
(
待つ
)
帆の
浦廻
(
恨み・見
)
せで今宵
明石
(
明かし
)
の月を眺めん
9
あなたから言ってください夕暮の波に崩れるサンドキャッスル
4
月影も
さ
(
射・鎖
)
さぬ
臥処
(
ふしど
)
の松の戸に人こそ問はね風ぞおとなふ
11
櫻花風に誘はれ散り果つる心弱さを誰にたとへん
6
アルバムの中のあなたは優しくて街に染まらぬあの日に戻れ
12