Utakata
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kozen-ta
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東京生まれの東京育ち
知らない場所ばかり増えてく街
そんなもんです、東京育ち
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元気ってあげるものもらうものと知ったのはついこの間のこと
9
大人になることを拒否した者は
冠毛
(
かんもう
)
のよに浮遊しつづけ
9
十五の僕はおそろしくこどもで愚かで無知でただ無力で
6
男は上澄みを、女は本性を
刳
(
えぐ
)
る生命体ですから
5
こんな
夜
(
よ
)
はひたすら旨い刺身とちんかちんかのビール亡き
義父
(
ちち
)
と
6
右目奥心臓の横耳の中。みつけてよ、ドス黒い感情
10
子供の頃自然と大人になれると信じてた資格も取らずに
13
要さんがうたう夢伝説聞こえてマウス動かす手を止めた
8
騒がしい未来よりおだやかな連続がうれしいんだぼくたちは
13
幾多の声浮かぶ海へ飛び込んだ交響曲が空ゆらしてる
9
臆病
(
おくびょう
)
でしらないところこわいけど元気玉持って出かけたよ
7
ねぇきみのすきな素数おしえてよ。えっ、 ぼくはちくわの磯辺揚げが
6
チャリ・バイク・車でイキがる奴らなぞ引っ捕まえてドロップキック
7
長き
夕光
(
ゆうかげ
)
は西から贈られ終の幕と入れ替えつつあり
13
芝生はだしで歩きたい。聞こえぬふりするしかなくて、きみの声
8
食パンくわえて走る子とか角でぶつかる女子に会ってみたい
8
前触れなく「〜でござる」って言うときあるよね不思議だよね日本人
4
てがみという手段ぶんつうという交流風情さえうかがえ
10
筆まめだった友からの返信は数日数ヶ月後気楽に待つ
10
求めぬ頼らぬと決め己思うまま進めば
軈て
(
やがて
)
着く正門
8
湯船に沈みもがき湯は重く足つかぬほど深く
海波
(
かいは
)
寄せて
3
待って、落としましたよ。あなたの叶えたい夢と未来の申請書
9
諫早の遠くから届く汽笛が子守唄のよう星空に溶け
10
夜景に泳げばくしゃくしゃの心ほぐしならすよキーパーさん
4
五月の東京は物静かで、街に慣れた人らを食い散らかす
5
運動会当日の朝の言葉にできないドキドキ、忘れてる
8
星ながめるならコンビニ帰りでふたりそこらの道でみあげたい
8
生まれてはじめて
洟
(
はな
)
を
擤
(
か
)
むのがへたくそな大人を見かけたよ、きみ。
4
心残りの苦味を忘れないよう何度も観つづけるアメグラ
5
六月
(
みなつき
)
はせっかちさんひとり待ちきれず
五月
(
たちばなつき
)
をかき乱す
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