Utakata
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かに江
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南国育ちが好きです。
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夜勤明け 牛丼ひとつ かきこめば 向かう先は イベ日のパチ屋
6
在りし日に 通った坂道 学び舎の 桜の薫りは 今も変わらず
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うまい棒 愛され続けて 四十年
5
年ごとに 綴られ消える花の歌 それは桜が 散るに同じか
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歌舞伎町 ネオンが照らす 夜桜の 血潮の花びら 路上に散って
7
水墨のような山あい 咲く花の 夢幻の如し 白き春雨
12
ゆきが降るなんて君が嘯けば たしかに桜の吹雪が舞い散る
7
うそ、と君が笑えば真白のカーテン やさしき春の光をたたえて
9
教室の窓辺の君がはにかめば 知らない風は花を散らして
13
花散らし
楼閣
(
ビル
)
の隙間を 通る風 夜闇に響く 鬼の吹く笛
8
うんうん それは
資本主義
(
彼氏
)
が悪いね じゃあ
解体するね
7
パチンカス パチンコとったら ただのカス
5
春風に めくられ進む 物語 少女は駆ける 紙上の荒野を
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あの日みた
白紙
(
ページ
)
のなかの 青年は 旅を続ける きっと今でも
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演出が 熱いと君が 言ったから 7月7日は パチンコ記念日
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いま君の髪を揺らしたその風は かつてギリシャの詩を聞いていた
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知らない街の図書館で もし君と出逢えたなら
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聖夜を終えた夜蝶はサンタコスのまま紫煙をくゆらせ
6
寒空に たなびき揺れる 徒花の 風に歌うは フランスの詩
8
ゆき、と君が呟けば街角の 手のひらに白き花は咲いて
6
お ち る お ち る
4
なないろの ひかりを映す
大聖堂
(
マルハンの
)
祈りは届くか 爆音と共に
5
ひとひらのゆきの欠片を手にとれば 街の灯りはふたりを照らして
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おせち おせち おせ チェレンコフ放射光 だった世界線
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土曜日の 授業終わりの 永い午后 雨降る路地に 天使は降りて
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概念としての寿司廻る この場所は 無添くら寿司 形而上店
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今日もまた 夢でビルから 飛び降りて 目を覚ますは 真白の病床
5
とこしえに 戻れぬことは 知らねども なおも流るる 水面のかえで
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秋風に たなびき落ちる もみじの葉 ゆきつく先は 山女の寝どこ
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秋が宵 あゆ遊びたる せせらぎの 水面映すは 長門の月か
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