Utakata
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たまき
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もう充分だと思えば思うほど燻る、そんなものだ
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雲がまた仕事をするための光くれないのだから仕方なくない?
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梅雨が来る前に衣替えをするそれだけでもう尊敬するよ
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大切なものを大切にすることそれだけできればとおもうそれすら
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プライドの高さが本当に似ている嫌いだけれど憎くはないよ
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おいしいよ食べてごらんと差し出され食べたはいいが覚えていない
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言わせるな気づかせるなよ何もかも何年も経っているのにいまだ
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言の葉は思いを形作るものだから私は何も言わない
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酒を呑み母の面影気付くたび太腿にまた爪痕増える
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君が見た夢の子猫の
顔
(
かんばせ
)
は不安を煮詰めて押し出していた
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明日からは向かい風吹く
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番ホーム 己だけでも立てるからねと
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重さへの耐性は徐々に失せていくだからこれだけ 若くはないから
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友がため惜しからざりしなんとやら重いのはもう充分だけど
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砕けちる自分をかき集めてくれたそうとは知らずにそうとは教えず
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まろび出る笑い声このイヤホンでひっそりと聞ける贅沢な日々
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ひとりきりふた月み月暮らせたの君の通知が毎日鳴るから
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わたしがね、わたしであるということを、わたしとわたしでよろこんでいる
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世界とはわたしを映す万華鏡きらきらひかりくるくるおどる
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髪を切りその勢いで爪を切り明日はいい日だ断言できる
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朝早く起きる沢山の人々、東日は君らのためにある
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太陽のおもてのように燃え盛る世界のふちで喇叭が鳴った
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アルコールそれだけがわたしの全てきらめくあなたぼやけた世界
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消毒液のにおいが好き清潔が敷きつめられていくようだから
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生きるとは何度も生まれ変わることそうやってみな産声あげる
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あの頃の自分が死んだのと同じあの人もまた死んでしまった
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もしもこの世界が全部現実で逃げられないと言われたならば
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静かだと思えばそれが増していくわたしの城には誰もこない
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あの頃は便器に吐いたブルーキュラソーにさえ星を見つけられた
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煙草はこうやって吸うのさほら見て 換気扇の音が響く夜
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誰にでも見たくないものはあるものあなたはひとつ煙を吐いた
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あの人は昔一緒に働いた煙吐くのが美しい人
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