花木たかお
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投稿数
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ちょうど今日買ったばかりの来年の手帳にあなたの式を記す
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鶴橋の高架下の書店が消えた見るまでは在る星で生きてた
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大丸で君のリップと花を買い案内板の「海側→」へ出る
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独り身の六畳間から連れてきた座卓に君の味噌汁の熱
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混んできた車内に次の駅で会う貸した詩集を読んでいる君
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花束と余韻を抱いて二十九時始発の駅に五時の人々
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滝という肺を広げる目的地オルタナティブな胎内の音
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睡眠と永眠を嗅ぎ分けられず夜にあやされ赤ちゃんは泣く
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婚姻届は夜間も出せるからAM0:00(ラブオール)からラリー始める
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長電話 朝刊配る音がする午前三時にかくまわせてよ
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車窓には闇夜に同化した僕が飛んでく街に裂かれずにいる
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不可逆な冷めたコーヒーの細胞をキリマンジャロに帰したげてよ
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秋もどきスタバでホットを選ぶ朝 惣菜パンに熱をあげたい
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「この紙は100%再生紙」千羽鶴だった卒業証書
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重力がたぶらかす起床網膜(もうまく)に今日初めて入る色はあなた
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湯屋帰りアスファルトの香(か)さやかなり無用に済んだ傘を忘れて
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プロポーズ家路についたカーナビの「おつかれさまでした」星月夜
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抱き終えて前より胸が寒くなる犬は火だから飽かず眺める
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鴨川に等間隔の七対子(チートイツ)檻の孔雀の里はガンジス
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河川敷土曜の昼の缶ビール猫の体外に閉じ込められて
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