若旦那パート2
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あの手紙 「じゃあね。」を「次は?」にしていたら、ここで君といれたのかなあ
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日本語を解さぬ店主の水餃子 ハオツー言えて笑顔交わる
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パクチーとラム肉香る水餃子 父母(ちちはは)の目が追加注文
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予報より早めの雨に思い切り 読書をしようと決めた日曜
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ちゃぶ台をひっくり返す勢いで隣のうんちく論破したくて
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長雨の濁りを晴らす秋晴れを見上げて微笑む朝の旅人
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バスを待つ万国からの旅人の手にユニクロの買い物袋
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鴨川の夜風に乗って秋の蚊が ワインの芳香チクチク乱す
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パクチーとアサリを醤油が結ぶ宴 ビール日本酒白ワインで果つ
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君の声思い出しつつ白ワイン 笑って飲むとあんなに美味しい
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いくつかの予定を全て先送り  コーヒー香る今日も雨降り
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日本酒度90となむ うろたへて 甘い果実の トロリ過ぎゆく
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日本酒と餃子とキムチ混ざりあい 仲良くできる東アジアで
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純潔と欲の相剋 檻の中 己を晒す 老トルストイ
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薄明かり メニューの文字が暗号化 老眼鏡に依て疎まし
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酔い覚まし 味噌汁飲んで千鳥足 明日も仕事 と念じつつ
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肩触れた… それがなんだというんだい? 良かれと思いもがく我彼
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奈良の酒 嬉長だってさ蕗味噌と ペアで染み込む 帰路怪しいぞ
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そんな気はなかった 今日は帰ろうと… なぜ今僕は日本酒に酔う?
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ピザ窯の熾火揺らめく窓越しに 救急車両のランプ過ぎゆく
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薄曇り 波穏やかな朝の海 ゴールデンレトリバー 泳げ泳げ
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日の名残 逝く母思い 肩揺らす 君の背さすり 沈黙を分ける
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徒歩五分 肌に絡まる夏の汗 此を常とする 子らに面無し
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古傷と思えど いまだ血は滲み 限りの日まで抱え怯える
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ソプラノの 声高らかな喜びに ベートーベンよ ここに降りたて
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浮き沈み知らせ目を伏せ受け流し 三十年ぶり旧友(とも)と飲む酒
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盃(はい)まみれ 千葉酒(ちばざけ)だらけの品書き 酢となめろうに チーバ君霞む
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「言語化」は小賢し 言葉にし難き思いまで言いくるめるな 俺
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「界隈」を名乗り微かな安堵感 核とは何か突き詰めもせず
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いつまでも9歳 そんな未練など 19の娘の銀髪が断つ 
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