滝口アルファ
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カクヨムで詩歌や短編小説などを発表中。https://kakuyomu.jp/users/971475
憧れの歌人は塚本邦雄さんです。よろしくお願いいたします。
【代表歌】実際に揺れているのはこの世界なのかもしれず秋桜でなく

月蝕の夜さえ君に逢えるから夢とはうつくしいディストピア
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ホモ・サピエンスに踏まれし屈辱の思い秘めつつ月かがやけり
9
僕の背に翼が生えてくるけれど何処へ飛べって言うのだろうか
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短歌とは小さな川だ今これを読んでくれてるあなたが海だ
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きらきらと貴方の目から落ちたのは鱗ではなくカラコンでした
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夕まぐれ、われの内部に生と死の汽水湖ありてさざなみの立つ
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AIのデータセンター大量の水で冷やすんだってアナログ!
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鶏頭の紅きを見ればこの夕べ王を毒殺して来しごとし
9
夏さようなら 永遠の一瞬の永遠の一瞬のくちづけ
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君は塩対応だけど、ときどきは本音のスコールを聞かせてね
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令和だよ ジェンダーフリーに抗っているよね 女性天皇いかが?
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現代に増殖してゆくQRコードはさびしいモノクロの花
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みずうみのような薄暮に振り返る君の鱗粉ひかるほほえみ
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爆発に飛び散るわれの肉体はオルガスムスを知らぬ肉体
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爆発の中わたくしの肉体が飛び散ってゆくのは何の罪?
4
いくつもの透明な眼が水面でまばたきをしている もう秋だ
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サルスベリ、ツクツクボウシ、命とはうつくしい時限爆弾と思う
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くさはらに倒れしままの自転車は幻獣の骨 日照り雨ふる
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しんしんと運命論を思えども黒猫のエドガーは欠伸す
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炎天にろくろくびめく向日葵が人を見つけて捕食してゆく
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妖精の泣き腫らした眼かもしれぬイクラを口の中にて潰す
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絶望は希望のかけらかもしれず夏が過ぎたら亡命しよう
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蝉の屍が木の実のように落ちていた この世は夢魔の見る夢だろう
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枯れてゆくひまわりの花ほんとうは爆発したいのかもしれない
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逢えなくて 夏なんか過ぎ去っていい ヒグラシなんか鳴かなくていい
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ことごとく臓器提供したようなキャラメル色の蝉の抜け殻
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この夏の蝉の死骸を集めたら何個ぶんだろう東京ドーム
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今言った言葉が消えてゆくように淋しい夏の喫茶店ポー
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ゆうぐれの空間はアメジスト色 魔女がささやく 「さよなら向日葵」
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読み返す 緋色の時代の日記には 「生まれ変わるなら向日葵の種」
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