白飯零
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意識の流れ

ジャンケンをするヤンキーがグーを出し音楽が鳴るだからパーが勝つ
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落下するロープウェイ刺す広葉樹事故そのものが裏切りなのに
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兄弟の同音異義語が京大で姉妹にはない男女差別
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春巻きの味は音かと思いつつ消去法の食事は終わる
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予感「下降下降下降下降下降」鳥がさえずる夜になる朝
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水に入る(いる)何故それだけで自死なのか察す恐らく詠者カナヅチ
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こけ眠りあの頃見たく安心は乾き汚歯越し幻なのね
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治癒比喩でなく額面の水墨画滲み戻らぬ夭折家の身
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桜纏まって宙吊り美しさ空は湖中だ耐え流そう季
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さらば夜言の因抑えおくんなまし壁越し唯眠り行く父母へ
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夜戦綺麗だと思った平和ボケの中に巣食う私の蹉跌
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蜃気楼若しくは泡沫の像に見惚れ気付けば出港の船
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幼きの自覚無き罪時効など端から在らず抱え生涯
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宿る心を言葉に加工まるで柔らかい鉄折り曲げられて
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骨喉に刺さる最後の抵抗と言わんばかりの焼き魚の目
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最果て俯瞰で見た青羨むというより最早見知らぬ異国
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芽や花が整地されゆく主観にて違和感だけの完璧な庭
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枷や縄憑ける時だけ生涯のいややこややを忘れられると
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移ろい子羨む根を張れる土壌根張り子羨む命の起源
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ぎこちなくマイムする客観はズレ拠り所無く恨むれば斜視
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触れ振れるたかが春雨程度の美知にて氾濫する防波堤
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舗装された道、ゴーストとしての手に気付かされ日記を描いた
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今日から今日へと架かる睡眠という桟橋脆く落下恒常
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日常をつんざく音ため息の中ふと浮かぶ泣く電車の擬人化
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悲劇さえ子から見れば景色だった「水の上で優雅に踊ってる!」
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残る春周りは巡る四季の折他知らぬまままた我に春
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古本のページ端に色付く汚れ知らぬ貴方の最小単位
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目覚めたと声高らかに宣言す喉が渇いたなら水銀を
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晴れた朝遮光カーテン世捨て人捨てられた意思確固たる意思
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意図的に逃した皆勤賞名誉の代わり要らん呪縛千切る
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