Utakata
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かずのこ
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かけられた重しをそそっと脇に置き素知らぬフリでそこに佇む
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急に来た数日間の空き時間 のんびりしようかルンルンしようか
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手洗いのバケツの冷たさしみじみと 何もせずとも季節は進む
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外の風ひやりと隣を通り過ぎ 毛布いそいそ出してみたり
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ふつふつと煮立つ心に差し水を だってわたしは大人なので
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月曜日 無理やりなんとか 乗り切って あんこほおばり 英気を養う
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もう寝るよ 待てども待てども 終わらない パソコン更新 まだ
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%
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忘れてた ご飯のあとで 思い出す 冷蔵庫にたたずむ昨日の煮物
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そろそろね いいんじゃないかな 出てきても お日さまにあてたい 大物の洗濯
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薄曇りひんやり頬をそよぐ風 あずけてしまいたいこのまま吾が身を
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セミ鳴けど 秋風が吹く 夕間暮れ 暦と季節が一致する嬉しさよ
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一人だけ 心ざわめく どれかとも わかり合えず 悲しみにくれる
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灯るだけ 人のいとなみ そこにあり どの家にも 安寧の夜を
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煌々とたなびく雲の隙間より帰宅路照らし我を導く
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こんなにも進んでいたとは炊飯器 あなたのおかげでご飯おいしい
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夕暮れにジョギング出かけふと気づく 風が涼やか秋はもうすぐ
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暖かい ひかりが灯る ひと窓の 今日も迎える 日曜日の夜
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ミス続き 気力が尽きた 一日も いつもと変わらず 終わりが来る
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帰り道 酒としょうゆのいい匂い ぐつぐつしみしみ うちも作るか
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ふと横に シオカラトンボ 飛んできて 未知がとなりにあることを知る
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連日の 高熱さがり ひと安心 まだまだ元気でいてくれ母よ
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ありあまる 気力で 階段かけのぼる 気づく自宅は 一つ下だ
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満腹で セミの鳴き声 聴きながら うとうとうたたね 夏の昼下がり
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しおれてる 君を見つけて あわてだす 朝の水やり 忘れてごめん
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快晴の 外を窓から 眺めつつ 布団でぬぼぬぼ 夏休み初日
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やってくる 私を狙って たえまなく うずの煙が 私を守る
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あと少し 終わるか否か 自分次第 切実に欲しい 私の夏休み
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確認を 角煮と打ち込む お昼前 お腹の虫を 隠し通せず
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すがすがしい カラッと晴れて めずらしく 涼やかな風吹く 八月の朝
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容赦ない 日差し避けつつ ひやしあめ そよ風とともに 体いたわる
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