Utakata
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びばねこ
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四十二歳、シングルマザー、三息子
日々の生活 のこしていきます
隣ねる 未子を見つつ 頭撫で 暑いんだよなぁ もんくをひとつ
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息子らが 仲直りする 素直さに おい負けてるぞ 我がヘソよ
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四十二年 とも生きたり 我がヘソは いまだに曲がりて ブラジルへ行く
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ダッツ食べ なおも曲がれる 我がヘソよ ひとりでごめんと 言ってきなされ
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三男と 揉めた私へ ハーゲンダッツ 「母さん謝ろ」 と笑う君
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ただいまと 息子の帰れば リビングは セブンイレブン 匂いに満ちる
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ゲームして 寝たり起きたり 夏休み オープンキャンパス 資料積まるる
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目標が 早くに決まった 兄を見て 大袈裟に拍手する君 そういう子だね
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2年夏 オープンキャンパス 駆け回る 山梨 東京 やっぱり横浜?
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おとなって 霞んだ遠くの山のよう 揺れる青春 母は笑むのみ
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梅雨明けて 出番少なく 乾燥機 口開けたまま 入道雲みる
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窓一枚 隔てたベランダ 花揺れて 室外機の風 夏を送れり
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電気代 明細書を ひとめみて 財布が今日も 夏を歌えり
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夕立が ゲリラ豪雨に 進化した キャンセルボタン 押し忘れたか
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恒例の フルーツ狩りも 気がつけば 今年は郵送 息子の寮に
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酷暑日が 夏といえばと 子らは言い 入道雲を 思うは私
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夏休み 家事する母の すぐ傍で 腹だしながら リズムよきスヤァ
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いくら呼びても 振り向かず 木目を見つめる 我が子の瞳 赤い炎の ゆらめくごとし
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僕なんて 嫌いなんだと 抱きつかれ ドラマのようだと 感激せし母を許せ
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名を呼ばれ 見れば振られる 瑞々しき手 あぁわたくしは あなた達がすき
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手作りの カウンターの木に 白き線 毎年伸びたる 子らの背丈よ
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十五年 共に生きたる 冷蔵庫 からの日もあり みつる日もあり
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