仔羊
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はじめて、こひつじ と申します。
たくさんある中から見つけて下さりありがとうございます。
またふと思い出した時に覗きに来てください。
お待ちしております

野の花は 名を知られずに 咲くがよし 風の便りも 今は要らぬと
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散る花を 拾うはいつも 同じ手で 風は何事も なき顔をする
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水鏡 映る月影 幾重にも 真なるひとつ 見つけ得ぬまま
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咲く花の 香りはみなも 美しき されど我が手は 何を選ばむ
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月ひとつ 雲間に淡く 浮かびおり 群れぬ光も 夜を照らせり
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寄り添うと 告げたる声の 温もりも 風のごとくに 触れて過ぎゆく
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月影の 同じ方角 見ていたと 思えば君は 別の岸なり
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月淡く 照らす小径を 眺めつつ 行けば苦しく 行かねば恋し
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降る雨を ひとり受け止め 立ち尽くす 空は広くも 傘は見当たらず
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寄る波を ひとり迎えて 砕けゆく 岸の痛みを 誰も知らねば
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澄む空を 映して静か なる湖も 底には沈む 石を抱けり
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指先に 残る煙の ぬくもりが 遠き誰かを 呼び覚ます夜
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紫煙ゆく 行方を目で追う その刹那 忘れしものの 名を呼ぶように
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雨上がり 空を見上げる 花なれど 陽の差す先は 他所でありけり
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寄る波の ひとつが岸を 崩すなら 沖の静けさ 選びてあらむ
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寄るほどに 波立つ水面 あるならば 岸辺の石で ありたしと思う
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ブリーチを 重ねし代償 この髪は もはや櫛にも 牙をむきおり
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飲み込んだ 言葉は胸の 底に積み 誰にも見せず 朝を迎える
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夕立に 攫われてゆけ 胸の澱 明日の空には 残さぬように
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その人の 笑みを曇らす 種ならば 咲かぬまま散る 花でありたい
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火の花が 夏の夜空に 咲き誇る 触れれば消ゆる 夢と知りつつ
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