Utakata
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けけ
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日々を短歌という入れ物に詰め込めたら素敵だろうなと思い、始めてみました。
「生一つ」 の声響くは 夏の夜 騒がしきものたち 今宵も歌え
2
青嵐
(
あおあらし
)
君を連れて 吹く風よ どうかこのまま 吹き返さずに
2
己が手で 握りし米より ばあちゃんの しわしわな手の 温もりに旨味
6
母の味 何かと言われ 答え出ず ふと思い出す 自分のカレーに
7
黄金虫
(
こがねむし
)
きらきらひかる 自販機の 照らすあかりは また薄白く
2
あの夏へ あの夏へと 飛んでいく スイカの種に 飛び乗りたいよ
5
窓の外 駆け出す君の 先にある 夏を集めて 花束にして
6
「らしさ」から うまれることは こんなもん
T
シャツのしわに 靴のぬぎ方
4
空に指 運ぶ君の目に映るのは どれほど楽しいことでしょう
3
おい夏よ あの夏においてきた夏のように 夏らしくありなさい
4
苦かった 美味しくないし 色はいい 君が飲むから 君がいるから
5
夏を背に 立つ君の顔 もう見えず 元々見えていないだけだろ
2