深夢
1
2
投稿数
8
額縁で 微笑むばかりの 我が祖父に 何を語れど ただ空を切り
7
朝日より 虹輪出でて 後光差し 群がる雲を 照らし侍らす
7
濡れ夜道 尾を引き走る 街灯の 光に我は 彗星を見る
6
陽に流れ 空を掠める 干し物に 己が心の あり様を見る
11
美しと 人は花見て 囁やけど 露にも知らず ただ咲きにけり
13
短夜に 黄金で満ちる 月の杯 仰ぐのみにも はや酔いにけり
6
宵の口 帳に灯る 蛍火に かいなを伸ばし 星を取りけり
11
微睡みに 白河夜船の 櫂を取り 夢境の裡へ 漕ぎ出でにけり
16