Utakata
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すずきβ
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三十年の 想い放てば 置き去りの 日々は心の ページに刻まん
7
はめ直す 指輪の重み 知りながら 届かぬ君の 平安を祈る
8
あと五分 家路へ急ぐ 人波に 君を見つけて 心躍り出す
9
朝夕の 涼しき風に 秋来ぬと 君の健やか 切に願えり
9
中秋の 月に願いを 託す夜 届かぬ君に 光満ちゆけ
9
つれなさに 傷つく胸の 痛みさえ 君に焦がれる
証
(
あかし
)
とぞ知る
9
君の目に 映る満月 想ふ夜 注ぐひかりの なんと優しき
4
鈍色の 天裂く雫に 打たれつつ 我の偽りの こころ剥がれり
4
閉じ込めし
三十年
(
みそとせ
)
(
)
の想い 時超えて 君の面影
現実
(
うつつ
)
(
)
をさらう
8
君送り 帰りし駅の 道すがら 裸眼に溢れる 右の横顔
7
暁光に 染まりし凍てつく 襟を立て 届かぬ街の 君に幸あれ
9
いにしえの 陽光秘めた 年輪の 揺らぐ炎に 過ぎし日還らん
9
蒼穹へ 消えゆく糸の ひとすじを 誰か紡がん 青の続きを
9