Utakata
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卵田真子
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あの人はきっと私を選ばぬが誰も選ばぬならそれでいい
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左手はスマホ弄る手不潔な手 右手は食べる手清潔な手と
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重ための前髪かき分けこめかみに並んだ黒子にキスして眠る
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「嫌い」とか「好き」とか奴の気まぐれに付き合わされる俺の心臓
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息を吸い、吐くように
他
(
た
)
を傷つける君は呼吸を止め会いに来る
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在り方も顔も喋りも良いけれど男の趣味だけ終わってる推し
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変わりゆく彼に恋していたけれどお前が変えたとなれば疎ましい
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服を脱ぎ着てまた脱いで着る朝の後始末のため折り畳む夜
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艶々な黒髪流れるその肩に私が凭れていいものかしら
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皿洗いしながら思い当たることわたし男とできないたぶん
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手のひらに収まるほどの液晶が彼に繋がる一つの
縁
(
よすが
)
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秋晴れてどこまでいっても
水縹
(
みはなだ
)
の空に散りばめたい鱗雲
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さめざめと泣く紫陽花の美しさ愛の条件は涙と言える
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我が肩を枕に眠る知らぬ
男
(
ひと
)
薄手のシャツに刺さる短髪
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二十二時十八分発千葉行に巣食う座席を狙いしハンター
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月経痛、ゼミ、アルバイト、最新話全て襲来する木曜日
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働いて食べてあなたを抱きしめてそれが普通と思ってみたい
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逢う都度にどうして俺に構うのと尋ねど答えず視線も逸らす
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1時2時3時に襲い来る眠気4時5時6時には何処へと
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生きている価値など一つもないくせに今日とて蠢く私のこころ
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寄越される愛とも呼べぬその「愛」を惨めな俺はただ受け入れる
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大学をフケてプリンを食す昼罪悪感は苦味か甘味か
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一刻も早くひとこと「会いたい」と言ってくれさえすれば私は
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