リューリク
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若くても身体は先に壊れてく 心を守って、消えないようにと
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夜更けに灯る家々のあかり 孤独を、照らして ひとつずつ消えて
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昨日から 戦っていて 血は朱くてと言うことは甘えか
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違う 違うの私の所為だ 小指の先から流れ落ちる血
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はらわたが 薄く明かりて 喉奥に競り来る彼岸花
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葉の一葉落ちるが如く舞って散る ねえ何故、と問う暇さえ与えず
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絶食と嘔吐で得らるる美しさ 明日の綺麗を、きょうのわたしに
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笑ひつつ死を語る大人の陰に青年来たりて夜を目覚ます
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死も生も全て夜に置いてこい 真昼の刃に焼かれて消えむ
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紫煙の横を過ぎる幼子 少女は既に遠くなりにき
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