野原ぴろし
10
5
投稿数
13
焦がるれば積乱雲はただならぬ熱量をもて天に昇りぬ
0
拭えない今日のさみしさ 老けたなと鏡の前ではにかんでみる
3
手のひらを太陽に透かしてみれば神よ僕らはみんな無様だ
2
過飽和の呪縛をといて夏空にシュッとはじける三ツ矢サイダー
5
日常を濾過ろかします 不純物側に優しい声を掛けてください
5
「さみしい」で汚れてしまう ぬぐっても拭ってもまだ独りぼっちだ
3
起きぬけに鼻毛ぬきゐて涙目のヒトデナシもくとなるらむ
6
柔らかきBの鉛筆削りつつそのとがを見つ酔ひが身のすゑ
3
高架下「どうせオレは」と吐き捨ててキューピーコーワ一本に泣く
3
灰色の朝のホームの虚しさよ人身事故のアナウンス
2
愛してる 半べそかきの夕焼けと鉄道橋のキスを見ていた
9
四面楚歌 社畜ぼっちのオレはただ太田胃散を味わって飲む
3
公園が最果ての地っぽい夕焼けに染まって私、鳥になりたい
5