野原ぴろし  フォロー 9 フォロワー 4 投稿数 13

焦がるれば積乱雲はただならぬ熱量をもて天に昇りぬ 

拭えない今日のさみしさ 老けたなと鏡の前ではにかんでみる 

手のひらを太陽に透かしてみれば神よ僕らはみんな無様だ 

過飽和の呪縛をといて夏空にシュッとはじける三ツ矢サイダー 

日常を濾過ろかします 不純物側に優しい声を掛けてください 

「さみしい」で汚れてしまう ぬぐっても拭ってもまだ独りぼっちだ 

起きぬけに鼻毛ぬきゐて涙目のヒトデナシもくとなるらむ 

柔らかきBの鉛筆削りつつそのとがを見つ酔ひが身のすゑ 

高架下「どうせオレは」と吐き捨ててキューピーコーワ一本に泣く 

灰色の朝のホームの虚しさよ人身事故のアナウンス 

愛してる 半べそかきの夕焼けと鉄道橋のキスを見ていた 

四面楚歌 社畜ぼっちのオレはただ太田胃散を味わって飲む 

公園が最果ての地っぽい夕焼けに染まって私、鳥になりたい