Utakata
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さとうきいろ
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本とアンダーグラウンドが好きです
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息をする寝ている猫が息をする窓越しの我は日傘をさしたり
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わたくしの頸を締めあげる君の手の筋がきれいでこのまま死にたい
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ファッションは武装であって乾ききった米粒だってブローチとする
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あと少し生きてみますねあの本の下巻くらいは読んどきたいし
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経血が身体にずっしり澱んでて白いダリアが無性に食べたい
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黄緑のスキニーの君が駆けてきてマスカットパフェ食べに行かない?
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特別な愛を貴方に与えましょう愛情料金
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万/月です
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構っての言葉の代わりの故意たちが抱きしめられて恋になってく
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遅くまで教室残って待っていた誰かが世界を壊してくれるの
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すみません本日分のやさしさは予約分で完売しました
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スカートの頼りなさを知った日に攻撃的な香水を買う
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ピザ買った切らずに食べるかぶりつく怠惰、強欲、暴食のあくま
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これまでの全ての男を知りながら窓際で佇むくまのコタロウ
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次々と暴かれていく嘘たちよ残ったものは「君が好き」だけ
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盗まれたビニ傘だけが辿り着くあの世で人気の来世は日傘
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微発泡の日本酒の中で泳ぎたい蝶尾ひらひら飲み干されるまで
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このメモは
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秒後に消滅する返事はテレパシーで送るように
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僕がいない地球みたいな惑星で君はあの子と寝てるのだろう
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にんげんが金魚に姿を変えられて泳がされているアートアクアリウム
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どうしても食べられなかったパクチーが世界にあふれ草原になる
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図書室はぼくの聖域雨音のなかで眺めるレンブラントよ
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君が持つポケット
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に繋がって近くに君がいることを知る
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このままで出来上がるのはプリンですパンプディングにはパンが要ります
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「さよなら」じゃ気取り過ぎだね最上川グッバイ青春、故郷よ「しぇばの」
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あなただけ贔屓しますね神様になれたらいつもアイスは「あたり」
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異端めく祝祭しようとミッドサマー群馬の廃村買い取った君
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愛情の表現はひとそれぞれで焼き鮭の皮をあげるくらい好き
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「傘ってさ、そろそろ進化しないかな?」「キノコみたいに頭に生やす?」
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ほろよいで酔えるだなんてマジ女子だ 酔ったフリなら尚さら女子だ
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本当の私を知らない本当はごはんにシチューをぶっかけたりする
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