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このごろは蝉も鳴かずに暑いだけ 夏の虫とて気力尽きたか
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庭先の枯れた朝顔眺むるに 「やはり今年も」 少し落胆
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幼き日 十五日目の日めくりに マルを付けるも違うと言われ
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そよぐ稲 青くかがやき蜻蛉つく 思い起こすは母の歌声
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幼子と市の金魚の揺れる裾 鉢に映りて花にも似たる
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