Utakata
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味噌似
やせている人の背中をさわりたい ごつごつとした背骨に沿って
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ついぞ空を見上げて感情を揺らすことを止めない私でありたい
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薄明かりの中に漂う白濁の湯に入りて温泉みたいと言う
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本を読んでいる間だけはせめて ここは私の王国なんです
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好きな人でもできたのと問う安直な声に抗うための
頭
(
かぶり
)
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まあまあでそれなり、うん、いいじゃない 可も不可もない愛おしき夜
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爬虫類に心地の良い温湿度 ホモ・サピエンスを眠りに誘う
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かいわれ大根を見る目の穏やかな波長がゆっくり解けていった
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唐揚げを諦めて帰る人々の足元に寄り添う若鶏
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あった気がするんだ ここに、
27.5
センチの夕暮れの影
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日もあったら
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日くらいは死にたくなっても良い
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のぼるなよ 一日がまた始まると思い知らされるでしょ、太陽
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六時 五時 四時 三時 二時 一時 十二時 今息をする瞬間に
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夜に働く人々の息が山に登って明日の雲を作る
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君んちのベッドの下に転がったアイライナーは今、元気かい
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カニ味噌とさば味噌の違いはなにか 自分自身かそうじゃないかだ
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ロード・オブ・ザ・リングのリングの部分 小指にはめて齧りつきたい
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人の死をもって何かを考えることはしたくないそれだけは、嫌
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DHL
で運ばれ来日するこれ 私であることの意味
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透明なテーブルの下にディスプレイされている君の手 静脈
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元恋人の匂いになる柔軟剤 マツモトキヨシの右三段目
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