ののの町子
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短歌歴はなんやかんや四半世紀以上になりますが、万人受けはしないようなものを詠んでおります(笑)

君がいる二階の部屋のシルエット二つ重なり消灯で消え
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「バイバイ」とやっと言えたと笑う君 心につかえた本音がぽろり
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ハロウィンの仮装をしているわけじゃないギプスをはめた右足撫でる
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靴下を二枚重ねて履いてみる いつの間にやら脱いでるけれど
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コンビニで買ったプッチンするプリン いつもプッチンしないで食べる
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チューニング狂ったままでも構わない君のホントの声が聴きたい
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堂々と三色団子を頬張って秋のせいにしている私
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私よりあの娘のほうが好きなのね負けて悔しい花いちもんめ
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ポケットの中で繋いだ手の中に君を感じる冬の日の午後
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道端の花や目にした野良猫を目印にする方向音痴
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初めてのライブ音源今はもう再生不能のカセットテープ
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靴紐を結ぶ振りしてしゃがみ込む泣いてる顔を見せたくなくて
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瓜売りが瓜売りに来て(瓜)売り残し売り売り帰る瓜売りの声
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言ってみて「お綾や親にお謝り、お綾や親にお謝り」って
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作業さぎょうさん家業かぎょう??」違うそうじゃない「さ行」と「か行」もう分かるでしょ
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ペラペラとページをめくる音が好き電子書籍は音がしないし
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描きかけの君は少女のままだけど今のほうが僕は好きです
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まだ少し胸がちくりと痛むのです お願いだからそっとしといて
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「好き」「嫌い」「好き」と花びらちぎったら「嫌い」で終わってやり直す恋
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