筆ヶ撫松
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才はなく 浅学粗忽の 筆無精
書くべきようも あるべくもなし

書いて消し トークを閉じて また開き されど送れぬ 一言「逢いたい」
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まどろみつ ただふわふわと 夢うつつ 時を忘れて 逢瀬を夢む
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蒼々と 咲いた噛み痕 触れる指 君覚ゆれば 痛みも愛しき
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想うほど 胸のみならず 腹までも 張り裂けんとて 喉もむせびぬ
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細腕に 満開湛う 艶姿 云えぬ想いも いかで託さん
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沈黙は 秘めるでなしに 不粋にて 言葉も持てず 抱き締むるのみ
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夏期休暇 どこへ消えたと 嘆くのは 己のことより 輝く日輪
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吟ずべき 想いも強く 筆黒く こちなき我の 文は清けり
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