Utakata
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月と微熱
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やわらかな毛布の中で冷えている手には地底の鉱物の記憶
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窓ごしに初雪の音ひとつだけ祈りと呼べる言葉を探す
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もし僕がぶったいならば今ここに在ることをただ愛せただろうに
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体温も脈も呼吸もないけれど確かに生きてる何かになりたい
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人形を膝に抱きつつ静寂を壊す心臓引きちぎりたい
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点滴のようにねじ込む音楽がそれでも優しい 充電は2%
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電線に散らばる音符眺めをり不協和音の鳩撃ち落とす
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傘の下深く涙を飲み下し汐の
驟雨
(
しゅうう
)
割きつ進めよ
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永遠を信じてみたいまばたきをするときだけの見えない闇に
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主旋律知らないままに鍵盤へ触れるような足取りでゆく
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はっか飴含んだように目が覚めて 朝焼け泥のからだを燃やせ
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