つきみさと
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花散ると  ともに消えにし  君なれや  春の夢路を  ひとり待つなり 
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うつし世に  君はなけれど  面影の  夢路にだにも  逢はむとぞ思ふ 
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山茶花や 散るを見しより 我が恋は やるかたもなし 風にまかせて 
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山茶花の 散りしきる庭に たたずみて 逢はむとすれど え逢はぬ君よ
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君が袖 かすめし風に 香をぞ知る よそへし笑みに 心くだけぬ
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君が目は われを見つれど よそ人に 言の葉かはす 胸のうちには 涙ぞあふる
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たまゆらに 君を夢みし 合歓ねむの花 うつつに咲かず 夜風にゆるる
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朝顔の たゆたふ蔓に まかれつつ いづちへ行くか 恋のゆくすゑ
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いまだ恋ひ 絶え間なくあり 君去りぬ 我も人恋ひ また君求む
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我ひとり 恋に沈みし 時の間に 君を映さぬ 風の流れぬ
7
逢ふすべを 奪ひし時の 流れには 心ひとつが 君を慕ひぬ
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逢はで経る しとどに濡れし 枇杷の花 雨は止みても 光射さざり
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人知れず 契りも交はさぬ君がため 淡く執する わが心かな
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言の葉に 出でぬ想ひの深ければ 袖に隠して 淡く執どむる
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