夕菊  フォロー 11 フォロワー 11 投稿数 13

新古今推しです

とも千鳥ゆきげの雲にむせぶらむ涙みぞれと今日は降るなり 

木枯しも時雨もよきてすぎの葉やなど白雪に身をまかすらむ 

枯らしは末かへし葉のこらずさそふともなほ留めまし君が言の葉 

いたづらに紅葉のゝちに吹く嵐ゆく年の瀬にしがらみやなき 

木枯らしもこゝろありけり村雲のはれて木の間にみか月の影 

あしひきのやまひの身には射干玉の夢路も峰の心地こそすれ 

紅葉々になにならひけむ言の葉やかきつむ袖を思ひこそやれ 

玉響にむすびしものをねを絶えて行方も知らぬはちすばの舟 

この夏をよそに過ぐして来るかりの宿はと迷ふ夕暮れのそら 

ささ舟のうきよを渡るかひなくて月のまにまにたゆたふや君 

言の葉を吹きうらかへす秋風に野辺のみどりも色変はるころ 

草深みふみわけがたき夕暮れをたれまつ虫とここら鳴くらむ 

ぬばたまの夜とも知らぬ濁り江にひとりすみける月の影かな