Utakata
登録
Login
ワームとぐろ猿人
フォロー
0
フォロワー
0
投稿数
11
地下鉄が連れ立つ道の奥の奥 奥の奥々 奥々の奥
0
四月馬鹿、騙ると思えば五月には 一世の哀れを一夜に語り
1
包丁があと6センチ長ければ無くしてしまえた命があった
1
最後には 「フィクションです」と お決まりの 言葉で括った 頸に浮く赤
0
街角を 三度曲がって 着く距離に たぶん出会いは 転がっていて
0
SOSは部屋にしまって出かけよう 電波時計が命じるままに
0
両の手に 抱えきれない 花びらの 色の掠れを 覆う陽の白
1
町中に 子どものげんきな 大合唱! 腐った死体の アパートにまで。
1
まっさらと 言うには汚れが 目立つので 腐らすのもな、と 貰っておくれ
0
空覆う 星の数ほど ありふれた 遠い私を ラジオが語る
4
さらば世と 表通りの アマガエル 一人静かに 闇に飛び込む
2