Utakata
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ペネロペ
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はじめまして。
過去と今とを繋ぐようにピアノはうまく弾けないままそこにある
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ねむれ、冬 鳥にはなれなかったけど いつか羽ばたく伏線として
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にんじんが添えられており 夕食がもう孤独ではないことを知る
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リサイクルショップに並ぶ百円の皿の前世のしあわせな家庭
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沈みゆく船よ 枯れゆく花よ また姿を変えて会えますように
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昇る陽を背に受けて立つ ネクタイを締めた戦士は戦いにゆく
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見えた気でいただけだった ワイシャツに透ける下着も大人の闇も
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捨てられた空き瓶 西日 在来線 人は生きるべくして生きている
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それだけが全てじゃないと分かっててなお返信を待ち続けてる
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過ちが遺された場所 少年は地面に埋まる爆弾を踏む
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「愛」なんて言葉 簡単に使うなよ 愛ってのはな 愛なんてのは
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分かってるけど分からないふりをする 君は僕だけ見ていればいい
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飲みかけの温いミネラルウォーターを飲み干す きみはもう戻らない
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死ぬことを「楽になる」とも言うのなら この世はやはり地獄じゃないか
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見も知らぬ誰かを思って泣いたとて 涙の川は届きやしない
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おい、そこの君、もうちょっと見てってよ… いややっぱいいこんな詩無視して
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適当に書いた詩
(
うた
)
でも縦書きにすると途端にそれっぽくなる
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明日など来ないよ 今日が終わったら零時から始まるのも「今日」だ
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実はぼくたちは残機をもっていて、知らないだけでかなり死んでる
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君が静かに首を吊るこの夜も明けるんだ ただ いつも通りに
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飯を食う 働く 飯を食う 寝る の作業を束ねて「日々」と名付ける
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夢を見た 淡いひかりがまぶたの奥で揺れた そんな一日だった
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「まあどうせ、みんな気が付いた頃には死んでいますよ。」八月の朝
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僕が生き 君が生きてるこの街には でっかい風呂がみっつもあるぜ
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三色が並んで一つずつ光る機械に支配される人類
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人ひとり消えたところで気づかない世界で僕を誰かが呼んだ
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