Utakata
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えいみ・やました
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光など当たらなくとも息づいた。過去、未来、今舞台袖でも、
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新しい朝を迎える繰り返すお天道様はいつも見ている
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神様もサボタージュする日はあって、世界も僕も自由なはずで、
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夏の夜に濁した笑みと温もりと眠れば透けるノスタルジック
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「その席に座ったひとは死んじゃうよ」「あなたは明日、死んじゃうかもね」
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幸せなふりは上手になっていくスキップはまだ下手くそなまま
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旅立ちは近く必ず恙なく手放すように飛び立つように
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旅立ちは夜。一眠りしたら真新しい朝を迎えるつもり。
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揺るがないたったひとつの嘘だけを頼りに歩く星のない夜
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寒い夜ほわりと浮かぶため息に幸福の形を見ているの
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「このやろう、出たな!」と噛んだ赤い実は、本当は花。ドライ無花果。
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眠れない夜の余白につらつらと浮かべて消したこれからのこと
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さしあたりしあわせだけを捨ててきた世界の隅でそっとおしまい
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あの島に渡れたでしょう。そうでしょう。僕はそこにいなかったでしょう。
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さよならに慣れてしまえるわたしです。明日あたりに雨は降ります。
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下書きに温めていた「さようなら」。春を待たずにあなたの元へ。
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映画ならエンドロールが流れてる。僕らはまだ終われそうにない。
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さよならが上手にできたご褒美にあなたの方が泣いてください
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気が付けばあなたが吐いた嘘たちがひとり淋しい部屋に瞬く
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真夜中にたどる光は星じゃなく、きみの涙であればいいのに。
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幸せにしたいひとは誰ですか。あなたはあなたがお嫌いですか。
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滴る粒を追いかけて濡れてもよかった君のそばにいれたなら
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さよならを伝えてくれたあなたには僕を手放す権利をあげる
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お互いに《特別》だった。でも違う。ひらがな、カタカナくらい違う。
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いつだって僕の都合で振り回す。「神さま今日もおつかれーっす」
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幸せなひとは幸せなんてこと比べはしない気付きもしない
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あの夏の凪の狭間に置いてきた、一つの傘にふたりの名前
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神様に伝えてほしい。「できるだけ、誰の願いも聞き入れないで」
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「ねえ、月に兎が棲んでいるのなら、赤いお目々はどこにいったの?」
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正しさを抱えたままであなたとは恋ができない仕様なのです
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