ザ・サカモトクラブ
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打ち明ける初体験を今君にピンクのFENDER脳天ドピュリ
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グッドバイ聞いてる自分はあぜ道にぽっと放り出された中学3年
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コンクリートの道の端っこ コンクリ色に染まって9月の模様
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おれはゆるさないってことをきめている じゅうねんごのおれのくるしみほけん
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憎しみは一点集中高い位置で吸うタバコの鈍い光へ
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性欲が金欠により抑え込められることはなく熱帯夜の一人
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目の前でリップクリームを当てたなら始まるに決まっているだろう恋
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服の下蠢く黒いちぢれた毛 きたねぇ空気になびくかの髪
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ふるいめの住宅街を駆け抜ける家庭料理の匂いのビュッフェ
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こわれないようにいちごスペシャルをかごの一番てっぺんに置く
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アパートの廊下でヤンキー踊ってて、僕はキッチンで負けじと動いてる
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ひとつだけ自己ピーアールあるとするなら綿棒だけを買いにコンビニに
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開けている右耳にピアスそんなやつ駐車場にて駐輪している
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耳からは水が滴り減る重さ口から黒い甘い強かな
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蚊の殺生勤しむ子供大学生まではたき落とす勢いの舞
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面白いことを思いつく君の顔変態親父みたいで可愛い
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目が首都に慣れてしまった2週間何かが足りないとは思えない
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地下でさようならと告げる初めての東京修学旅行の思い出
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多色展開している若者が数えられたらやまびこに乗って
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口数の勝負だとしてお隣のカップル同士とナンと私と
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ひねくれているのはついにおまえだけ こんなことをいうひともいなくて
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からだには消えない文字を電子には操作可能な僕たちのことを
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素晴らしきクラヤミザカに敬礼を富士の麓で聞くシューゲイズ
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かあちゃん!月食みたいなクソでたよ!2つのうんちがかさなってるの!
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すいえいの終わりを待つ人たちのエンジン音が西日に響く
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分子は僕 分母はあなたのデルタの愛 日にはよるけど無限に発散
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名が売れる育ちがゆかりにつながれる果てにはうまいと言っただけなのに
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ガンツの球みたいなワークステーションスーツマンだけがいのいちに瞳孔を
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ありがとういつも応援しているよ在来線への応援が遠く
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こだまから見えるファミリーカーの窓赤ちゃんみたいで何にも知らない
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