さじ    フォロー 16 フォロワー 12 投稿数 36

泣くことが女々しい?ならば俺が泣く えんえんえーん 恐れ入ったか 

人型のため息達が釜の中 「次は叫喚 出口は左」 

表現に飢えたからだと走り出す 呼吸のリズムで世界を回せ 

星渡り付箋を拾い終着点 アンドロメダが僕を呼んでる 

浮き草をそっとかき分け水面には 紺碧の空 笑顔のゴリラ 

鈍色に光る切っ先突き立てる ホールのケーキは一人にゃ多い 

つけられたレッテル火を着け堂々と 性別欄に「私」と書くよ  

ショーケース 翻訳された人の業 欲しい物だけどこにも無くて 

限界を叫ぶタイヤを押し付ける 僕は今日まで 君に幸あれ 

振り切れたレブと正気と救いの手 流れる世界に別れを告げる 

結婚の理由わけを問われれば「なんとなく」 そんなもんかな そんなもんだよ 

十余年 道は違えど君がいた 「さよなら またね」ブレーキひとつ 

雪だるま 芭蕉の髪をなびかせて サーフボードでアラスカ目指す 

我が歌は翼得たりて海を駆け 喜望峰にてツバメと踊る 

枕木にまるごとバナナを並べたら キミは汽笛を鳴らすだろうか 

徳用のポテチ砕いて庭に撒く アイツの  どこが   いいと   いうのだ 

いつかくる反抗期までとっておく 乳吸う君の写る写真を 

さっきまで持ってたはずのプライドは 通過電車にひかれて飛んだ 

セガ ダイドー ペンタックスにモトグッチ そういうものにわたしはなりたい 

死ぬことで生きながらえるこの身体 昨日の僕は下水の中に 

帰る度「あなたはだぁれ」と笑う君 「私は父です」百度目の秋 

下の句が浮かばないので歌います 聴いてください『荒城の月』 

黄金街きらめきゆらめき千鳥足 下り梯子はとうに蹴られた 

好物のカレーも冷えて鍋の中 微笑むあなた 陽炎の中 

人が去り苔むし朽ちる僕の墓 やっと一人だ やっと一人だ 

街を飲む雨と雷鳴打ち眺む 六畳一間はノアの方舟 

モチモチかスベスベなのかフワフワか 赤子の肌をお菓子にしたい 

幼子の生に照らされ目の端に 映る死の影見ないふりした 

轆轤からはみ出た土は戻されて 焼かれて割られ これは僕だよ 

星よりも明るいあなたといい気分 すぐそこの街 駅の温もり