紫野 糸 (しのいと)    フォロー 0 フォロワー 4 投稿数 120

死にたい

飛び降りるために入った屋上は花火の特等席だねって泣いた 

スカートが揺れるあなたを見つめてた プールサイドに虹の赤ん坊 

かなしみは癒えない 酒と頓服で紛らわす日々、春はまだ遠い 

僕たちはわかりあえずに秋の空 金木犀の匂いも知らない 

夏蝉と蛍光灯がジリジリと鳴ってるなって思う、じりじり 

いいところないのに何故か好きなのは夏も貴方もおんなじかもね 

おそろいのほくろの位置と指輪、でも、手首の傷は僕だけでいい  

バス停で会いたい夏だね、きみの鼻歌で覚えたヨルシカを聴く 

半分こすることはもうない、きみの嫌いなミントの味も選べる  

きみは異世界の人だったかもしれないな 色んな初を教えてくれたし 

もし、もしも、僕が飼い猫だったなら死ぬまで傍にいてくれましたか 

鉄塔の上に座って僕の家 探すゲームをきみとしたいね 

この青がいちばん好きな色だからガラスのペンできみの名を書く 

あの花火みたいにきみに綺麗だなって思われてさ、夜に消えたい  

叶わないなりたかったものばかりだ 花火、猫、星、きみの好きとか  

消えたいねそれすら僕らできないね せめてふたりで花火したいね 

透明な桃の匂いのする水を体にかけて無敵になれる 

きみに書く手紙にいちばんたいせつなネコのシールを貼ってあげたい 

新しい男に月が綺麗だとLINEを送る 夜を見上げる 

向日葵が僕の名ならば夏が来るたびにあなたを傷つけれるのに 

元カレにもらったポケモンを逃して記憶もデータと共に消えたら  

街灯のスポットライトに照らされて朝まできみと踊っていたい 

全部嘘 キス 四畳半 セックスに指切りあの夜 未来の話 

終わったら全部夢だったみたいだ なら思い出も全部消えろよ 

三日月を月が綺麗とLINEしてくれる誰かがほしい誕プレ 

あの人と最後に会った街だから新宿は寂しくて、青い 

公園で手持ち花火で何もかも燃やしてくれる彼氏をください 

運命の人と思っていたけれど星は幾つもあるらしいのです 

月だって信じてたきみは星だった 替えがきくもの ああ僕もか(笑) 

思い出を金にしていく思い出もきみも僕じゃない人のものになる