紫野 糸 (しのいと)    フォロー 0 フォロワー 3 投稿数 100

死にたい

元カレにもらったポケモンを逃して記憶もデータと共に消えたら  

街灯のスポットライトに照らされて朝まできみと踊っていたい 

全部嘘 キス 四畳半 セックスに指切りあの夜 未来の話 

終わったら全部夢だったみたいだ なら思い出も全部消えろよ 

三日月を月が綺麗とLINEしてくれる誰かがほしい誕プレ 

あの人と最後に会った街だから新宿は寂しくて、青い 

公園で手持ち花火で何もかも燃やしてくれる彼氏をください 

運命の人と思っていたけれど星は幾つもあるらしいのです 

月だって信じてたきみは星だった 替えがきくもの ああ僕もか(笑) 

思い出を金にしていく思い出もきみも僕じゃない人のものになる 

ああこれもきみの欠片だ部屋にある髪の毛全部掃除機で吸う 

天国で会ったらきみを突き落とし飛び降りるから地獄で会おう 

きみは春 春が過ぎても会いたいよ 会えなくたってきみに幸あれ 

「染めないで 髪傷むから」言ってたな。金髪にした。きみはいないし。 

あれくらいわかりやすい愛がほしいよ 夜道で光る首輪の子犬 

ゲーセンでゾンビをたくさん殺したよって言ったら笑うきみに撃たれたい 

きみの手でできた引っ掻き傷ならば なぞる軌跡が彗星になる 

きみが詠む短歌のきみになりたいよ きみの言葉になってみたいよ 

おもいでになったあなたはおもいでになってもきらきら光る、今なお 

待ちぼうけくらった午後を見上げれば一面眩しいくらいに桜 

静かに聴く 職場の新婚ギャルの愚痴(いや惚気)少し死にたい 

なんとなく意地悪したいこともあり春に降る雪に僕はなりたい 

あの人の生まれた日付のパスワード さよならなんて知らないころの 

血液が蛍光だったらあの人に夜でも見つけてもらえるのにな 

ものすごく巨大なひとにいつかなり土星の輪っかを指輪にしたい 

「別れたい」じゃなくて「別れよう」って言うとこがやっぱり好きだった、バカ 

元彼とふたりで行った猫カフェのネコの訃報に胸が苦しい 

かみさまへ 春が咲くころこの傷が かさぶたになり消えますように 

怪物になってぜんぶを壊したい きみの名だけを覚えていたい  

愛しても恋でも泣いても振られても 春はみんなに平等に来た