樂々    フォロー 31 フォロワー 14 投稿数 377

エロガッパです。短歌は楽しき玩具。 自宅住所https://jbbs.shitaraba.net/otaku/4180/

「とりあえずビール」だなんて言われたら気を悪くするビールもあろう 

佐保姫の眉偲ばるる青柳に髪より細き春雨ぞふる 

くれなゐの梅に柳をなびかせて春の苑こそ錦なりけれ 

資料庫に放置されてたギロチンに最近使ったらしい血の痕 

梅ヶ香に誘はれてだに来ぬ人を雪消えなばと何頼みけむ 

鴬の声の匂ひとなるものはおのが羽風に散る梅の花 

わたしたちあんな会話はしないねとマックで会話する女子高生 

行き着けば富は千万山にありと聞くにも欲に迷ひ 

思ふどち末に会はむの望み絶え積もる恨みのストック上皇 

太りたくないから彼女はドーナツのリング残して穴だけ食べる 

三島江はなほ風冴えて真菰草まこもぐさつのぐむ上に泡雪ぞ降る 

春ははや逢坂山を過ぎ陰に冬をとどむの白雪 

シクジリが多い俺だがそのたびにため息つくのよせ背後霊 

彫り物をじっと見るのは怖いけどつい目をやってしまう銭湯 

リベサヨはドラキュラ退治やる気かよ何が何でもシンゾウニクイ 

お隣はインドの人で「ナマステ」とあいさつしながら生ゴミ捨てる 

梅ヶ香と袖を争ふ月やあらぬ春や昔の霞む面影 

あるじなき軒端の梅や咲きぬらむ荒れにしかどを香こそ漏り(守り)けれ 

咲き続く梅のこずゑしるべにて通路かよひぢかろき里の春風 

霞をば払ひもやらで梅ヶ香を月の光に移す春風 

ねや近き梅に木伝こづたふ鴬の声より白む春の曙 

義理チョコも貰えなかった俺をまた慰めてくれ独酌の猪口ちょこ 

地図を見て女房はすごく嬉しげに「姨捨山ってほんとにあるのね」 

祖母ばあちゃんの名前を書いて釘を打つママの不思議なお人形遊び 

春の夜の風や夢路に通ふらむ覚めても同じ梅ヶ香ぞする 

飼い猫が化けたか山のけものかと説も二つに割れる猫又  

しるべには梅の香りを先立てて誘ひか行かむ谷の鴬 

春雨に着せて帰さむ人もがな雫も匂ふ梅の花笠 

鴬に傘を借らむと立ち寄れば雨さへ匂ふ梅の下陰 

宿占むる園生そのふ(節)を重ねやや伏し慣るる鴬の声