樂々    フォロー 30 フォロワー 14 投稿数 308

エロガッパです。短歌は楽しき玩具。 自宅住所https://jbbs.shitaraba.net/otaku/4180/

「おじいちゃん、歌集は先月出したでしょ」「そんなの嘘だ!あのカネどうした!」 

柴の戸を押しあけがたの衣手に落つるは松に重る白雪 

お御籤で恋愛運が吉と出て妻大喜び「あのなあ、お前…」 

飛行機に乗ってどちらへゆき女婚活のためちょいとヒマラヤ 

地下室に監禁したこと思い出しこわごわけてみる三年後 

これをだに花と見てこそ慰まめ近づく春を待つの白雪 

「お隣の犬が消えたのママ知ってる?」「焼肉早く食べちゃいなさい」 

が庭の雪に咲くとは知らねども春は隣と告ぐる梅ケ香 

雪とのみ見てや過ぎまし冬のうちに咲き出づる梅の香らざりせば 

小遣いで買えるはずないエルメスのわけを娘に問うのが怖い 

山のにほのかに見てし三日月の入りにし方ぞ恋しかりける 

信夫(忍)木隠こがくれにのみ行く水のに立てつべくものを思ふかな 

昨日までくれるくれると騒ぎしに一夜明くればやるお年玉 

抱負は?と問われたけれど言えないよ一攫千金酒池肉林とは 

天の戸を出づる光ものどかにて伊勢の海にぞ年新たまる 

ちはやぶる神の御前に祈るかな今明けそむる年の行く末 

ねえ、ママはどうして家出しちゃったの?ヨメシュートメて何?おばあちゃん 

たこ焼きを食いながらまたぼやいてる「あのときに堀めなんだら」と 

担任がイケメンなので化粧にも気合が入る授業参観 

杣道そまみちも絶えて幾日いくかぞ暁の夢驚かす松の雪折れ 

駆け足で去る年の背を見送れば迎えるものは年頭である 

「作務衣ね」と話しかければ「作務衣よ」と答える人が着る野暮ったさ 

この数が足らぬと君が言ったから菊の忌日は「皿だ!」記念日 

ぼくの伯母化粧が下手へたでいつ見ても気の毒だけどオバケショーです 

あのオバチャンただものじゃないレジ打ちがめちゃくちゃ速いスーパーウーマン 

親河童末頼もしく思ふらむ子らが無邪気に遊ぶ尻取り 

空を飛ぶ布の正体見極めたい、いったんとまれじゃすともめんと 

「ヌリカベ」と陰で呼ばれる厚化粧落としたときがまさに妖怪 

参観に来てもいいけど先生にチップあげるのやめてよねパパ 

風すさぶ夕べの峰のこずゑより谷に響きて猿叫ぶ声