夜の森山猫団    フォロー 20 フォロワー 20 投稿数 75

名前変えました。

カーテンもまだない部屋でもうひとつトッピングして食う月見そば 

この辺が凝ってますねと人知れず猫は地球を温めている 

青空に一番似合う額縁とおもう四月の教室の窓 

まだ海に、空にもなれる青色の絵の具がポッケにあった16 

地球儀をそっと回して指先は七つの海の波音を聴く 

なにげない仕草につける注釈できみのページがまた増えてゆく 

石ころを蹴る 夕暮れをひとり行くあの日のぼくにパスするように 

積ん読のまだかまだかと言う声に蓋するためにまた本を積む 

立ち止まってほしくてきみの靴音にチヨコレイトと呟いてみる 

繁る葉が音をかなでて雨降りの森はしずかな楽団になる 

きみが持ついろんな面を知りたくて時々違うメガネをかける 

10階で見下ろす街におはじきのような傘咲きこころで弾く 

埋め立てで池を埋められおとめ座の乙女は鏡を一枚なくす 

ビル脇をまっすぐ行けば猫になるためのテストの会場に着く 

雑音に混じって誰かの声がした火星接近した夜のラジオ