チキ    フォロー 5 フォロワー 8 投稿数 41

人生初短歌です、ぼちぼちやっていきます、だいたい恋してます

上司の目 いつも死んでる 管理職 その背に負うは 殿しんがりの意地 

思い出は空へと上がり星になり 屋根裏部屋で今日も瞬く 

帆を張っていざ漕ぎ出でぬ大八洲 嵐の夕べ吹雪のあした 

潮風に 乗って届けばいいと思う 諦め満ちたこの歌声が 

周る星 幾星霜を繰り返し 島神落とせお前の海へ 

バトラーを 見たらやっぱり 最高で 学んで良かった分析哲学 

空を飛ぶ 夢を見たのも久しぶり 目が覚めてすら眩ゆい世界 

島風に たなびく旗の その向こう 青海ぞ晴れて 我を呼びたり 

ハッピーなホリデーという誕生日 多彩な宗教多彩な出自 

おそろしくさても愛しい共同体 ステンドグラスに差し込む朝陽 

あなたからもらった箱のチョコレート 赤いひとつぶきらきらひかる 

茫漠の時を見つめつ爪繰る書、せめて無力なこの手に歌を 

田んぼには本当に雀が来るんだとおどろくわたし 苦笑いの君 

1号館、柱の陰に白毛玉 水をあげよう夏バテの猫 

古本に学生時代を懐かしみ 棚に戻して本郷の町 

泰平の天下国家を策そうぞ 友の首をも生贄として 

肌寒いオフショルダーのワンピース 上着を忘れくしゃみを一つ 

いざ届け 赤いポストのあの向こう 顔も姿も知らないきみへ 

囲炉裏端馴れた紙帯生活の 柔い手触り着物の香り 

夕陽さす武蔵野に行き森野行き 駅員見ずや君の手を振る 

三多摩の古き歴史を偲びつつ 草をかき分け秋の野を行く 

ためらいも 溶けるように忘れてく 解き放たれた明日のわたし 

もう二度と脱ぎたくないですジェラートピケ この優しさに包まれたなら 

今思えば、実はほしかった気もします。夏の暮れに青春の葬式 

各停を降りると耳に蝉の声、果物屋には瑞々しい桃 

ソーダ水 向こうに陰る 琥珀の目 会えない間数えた月日 

アパートを出たら水玉外は雨 きっとわたしは何処へもいけない 

お揃いの歯ブラシ捨ててアパートの 階段登る おもいでひとつ  

あの人が死んだと聞いた昼下がり タバコの煙 何度でも来る8月 

デカルトもカントもショーペンハウエルも 読んでないけど息を繋いでく